「んっ、あ…んーっ…」
彼の手の中で、私の胸が優しく捏ねられる。
彼曰く、それなりに大きくて、でもちょうど自分の手に収まるいいサイズだって前に言われた。
初めての時のような乱暴な蹂躙とは全く違う、優しく、私の中を温めるような優しい揉み方だ。
だから、私もちょっとやり返す。彼に抱き着くようにして、自分から彼の口の中に舌を入れて、彼の歯並びの良い歯茎を、ついばんであげる。

「おぅ、んっ…」
少し驚いたような呻きが漏れるが、彼の手は私の胸をモミモミするのはやめない。そんなことでは動じない男だ。もっと普段からしっかりしてほしいところだが。
透の背中に両手を回す。右手で優しく頭を撫でてみる。
お肌はスベスベ。髪の毛はサラサラ。
男のくせにうらやましい。透がいいとこのお坊ちゃまって証だよね。でも、髪の毛は正直長すぎだね。落ち着いた頃に切ってもらわなくちゃ。