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年下彼女と、そのお母さんと
官能リレー小説 - ラブコメ

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年下彼女と、そのお母さんと 4

「ショーンくん、凛々花とはどこまで進んでいるの?」
「ぶっ!?」
京佳さんから思いもよらないことを聞かれ、お冷を吹き出しそうになり咳き込む。

「ふふふ、青いわね」
「あ、あの、僕はそんな…」
「凛々花、ショーンくんに教えてもらってから本当に明るい子になったのよ。2人、お似合いだから、私は応援しちゃうよ」

京佳さんにはいろいろ見透かされている。僕に彼女がいないことも、凜々花ちゃんに同世代の男子と付き合って振り回されないように利用している。
報酬がいい代わりに条件もつけられていて、凜々花ちゃん以外に生徒を取らないことやたとえ忙しくても代役を立てないことだ。
同じ大学だろうと身内であってもいけないという徹底ぶりだ。家にいろんな男が出入りするのを嫌い、僕のようなハーフだけを家庭教師にして箔をつけたいとの思いがある。
それに、口では応援してると言いながら、ある作戦を命じられている。凜々花ちゃんの担任の女教師を落とすことだ。言いなりにできれば、テストの情報や進路も想いのままになるとの野望だ。
改めてそのことを思い出されたので、夕方からの授業では凜々花ちゃんと目を合わせれなかった。

「ついに先生の裏の顔がわかったの。なんとデリヘル嬢よ!」
「えっ!」
「ホスト狂いか買い物依存か奨学金かしらないけど、まさか風俗に務めてるなんてね。ショーン君の出番よ」

家から出る際に京佳さんが情報を出してくる。心の何処かで京佳さんとも肉体関係にと甘いことを考えていたのに、もらったお金でデリヘル嬢のお世話になるという笑えない依頼だ。
学校の側で出待ちして接近するわけには行かないので、他に手がないのも事実である。

「うまくいったら、たっぷりご褒美出すから、ヨロシクね」
「今のお言葉、本気にしていいですね?」
「ショーン君の望むものを言ってくれたら、何でも」

京佳さんはニヤッと笑って別れ際にそっと肩を叩く。
この人には一生頭が上がらないんだろうか。それを考えるとちょっと…でも今は依頼された任務をこなすこと。


「初めましてぇ、珠理奈ですぅ」
ロリ顔アニメ声の巨乳という、教師とは思えない外見の人が来た。凜々花ちゃんも「可愛い先生」とか言ってたけど…

「うん、合格。画像加工しすぎてたりしとか整形みたいな不自然さがない」
「えー、外人さんチェック厳しい」
「外人じゃないよ、ハーフさ。最近はあちこちにいるだろ?それに、米軍関係者でもない」
「そっちの外人さんは大歓迎。大陸の人はちょっと…だけど。お仕事は何されてるんですか?」
「塾講師さ、英会話教室じゃないよ」
客商売だけあってすぐ僕の外見について触れてくるけど、そこはうまく流しつつ彼女と同じ教育業界と言ってハードルを下げておく。
「えっ、もうお金くれるんですか?キャンセル料じゃ…ないですよね」
「お小遣いだよ。後、お店にはハーフって黙ってて。デリヘルは数少ない趣味だから、出禁は困るんだ」
「珠理奈的には〜、全然嫌じゃやないですけど〜」
「ああ、コースどうするかだっけ?」
まず五千円渡して、コースとサービスもそのへんのおじさんより高い料金を払う。次はシャワールームで本番の交渉をする。
もし切り出して断られても、よく知らなかったで済ませれるし、OKさせれば飲んでおいた精力剤の力も発揮してとことんやるつもりだ。

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