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年下彼女と、そのお母さんと
官能リレー小説 - ラブコメ

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年下彼女と、そのお母さんと 3

大学の授業が休講になった日の午前、俺は郊外の健康ランドへと足を運んだ。
トレーニングジムやプール、スパが入った複合施設で家からは自転車で30分ほど。バイトの給料でロードバイクもどきの新車を買った俺は、それ以来月に数回通うことにしている場所だ。


「今日は夕方に凜々花ちゃんの授業があるから、昼飯まではいれるかな…」

プールの施設利用券を買って、ロッカーで着替え、プールでしばし泳ぐ。
運動するのは基本的に好きだ。大学の友人たちとフットサルや草野球をすることもある。

「うむ、水が冷たくて気持ちいいな」

一人で黙々と泳ぐのも悪くない。けど凜々花ちゃんの水着姿も見たいな……それなら屋外のリゾートプールの方がいいかな…

「あら、ショーンくんじゃない」
「へっ?」

突然名前を呼ばれて、ビックリして振り返ると、そこにいたのはなんと凜々花ちゃんのお母さん―水科京佳さん―だった。白の競泳水着姿。

凜々花ちゃんはお母さんにほんとによく似ていて、お母さんはまた、年頃の娘がいるようには見えないくらい若々しい。

「お母さんも泳ぎに来てたんですね」
「お腹を引き締めたくて、最近からね。もう35だもの、いつまでも昔みたいにはいられないのよね」
「そんな」

凜々花ちゃんと並ぶと母娘と言うより姉妹のように見える若いお母さんである。
それに、競泳水着に包まれた胸は正直言って凶器だ。今にもこぼれそうというか…

しかし、そんなささやかな眼福をも吹き飛ばすような突風が黒船のように襲来する。
ガチの外国人女性だ。もはやハーフの宿命であるかのように英語で話しかけられる。
僕よりも長身で何よりも三桁台のサイズの爆乳と椅子から溢れそうなヒップ、個性の強さを示すかのような動きのある髪で白い肌にそばかすが残ってたりTバックからちょっぴりヘアがはみ出てるのが大雑把に見える。

「え?あ…」

通り過ぎてくれればと思ったのに、案の定質問だったので、どうにか乏しい英語力を動員する。自前の水着でもいいけど、スポーツ系か競泳用が望ましいと答え、自分はハーフであってアメリカ人ではないと伝える。

「ショーン君、モテモテね」

「そんなことないっすよ……ああいうのはマジで困るんです…俺はハーフだけど日本人よりの顔なんですけど、瞳だけはしっかり外国の血で…」

あらあらうふふ、なんて顔で京佳さんはニコニコしている。
できれば見せたくなかった光景だったなぁ。

「お時間大丈夫かしら?夕方から凜々花を教えるでしょう」
「ええ」
「ここで会えたのもなんだし、一緒にお昼しない?私、ショーン君ともっとお話ししたくて」
「は、はい、喜んで!」

プライベートも潰れると思いつつも、凜々花ちゃんのバージンを頂いちゃったしロードバイクもどきを買えたのも京佳さんのおかげだ。
勉強やバイトの話はすべきでないので、とりあえずハーフあるあるでも語っていく。
時間帯なのかフードコートでも人が増えてきて、さっきの爆乳の白人が来ていたし、巨尻の黒人美女もいた。
サイズとインパクトでは外人が上と見せつけられつつも、負けてない日本人もいた。豊胸で明らかに不自然な爆乳だったけど、不意に目が合うと気まずいというのは本人もわかっているのかサングラスをしている。

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