人生をやり直すために必要なもの 15
「どんな感じがする?」
澪さんに聞いてみる。
「わかんない…よくわかんないよ…でも、なんだか変な感じ。遼平くんに触られると、身体がゾワゾワしてきて…嫌じゃないの。それはわかるけど」
「うん、それでいいと思うよ」
澪さんには言わないが、僕だってこれが初めてなんだ。
何を参考にしたか…男であればわかるだろう(あえて言及はしない)。
僕はそのまま、澪さんのパジャマの下のほうを脱がしにかかる。
「あぁっ、だ、ダメ…」
澪さんはパジャマの端っこを押さえて抵抗する。
「どうして?」
「そ、そこは…恥ずかしいよ…」
澪さんは顔を真っ赤にして首を横に振る。
「澪さんは綺麗だから、恥ずかしがることないよ…僕は、そんな澪さんの全部、見たいな…」
「遼平くん…」
「…それでもダメなら…僕が先に全部見せようか」
「あっ…」
ため息を上げる澪さん、それを気にすることなく僕は着ていたシャツを脱ぎ、ジャージも下ろした。
インナーの下の我が分身は、すでに立ち上がっていて、大きな膨らみを作っていた。
澪さんは両手で顔を覆った。横たわった澪さんは、少し体を小さくし、ややおびえているようにも見えた。
確かに、下から見てこんな感じでは、恐ろしく見えるかも知れない。
僕は膝立ちになった。
「ごめん、怖かった?」
「違う、ちょっと、びっくりしただけ…」
澪さんは、両手で僕の手を取り、軽く引くような動作をした。
「ねえ、しばらく、こうしていて」
僕を横たえた澪さんは手を僕の背中に回した。
僕も同じようにした。
柔らかい胸の感触が、伝わってきた。僕達はまたキスをした。