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南の島のお姫様
官能リレー小説 - ツンデレ

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南の島のお姫様 1

久留米正吾、16歳。どこにでもいるごく普通の高校生。今日も普通に起き、飯を食い、学校に出かける。いつもと変わらぬ1日だ。
だがこの日は違っていた。
正吾が玄関の扉を開けると、信じ難い者がそこに居たのだ。
「な…ななな…何だぁ!?お前らは!!?」
そこに居たのは二人の褐色の肌の美女だった。一人は正吾と同い年くらい。もう一人は20代半ばくらいだろうか。
だが正吾が最も驚いたのは二人の格好だった。
二人は何も身に着けていなかったのだ。足だけは動物の皮で作られたサンダルらしき物を履いていたが、それ以外は正に文字通り一糸も纏わず、健康的な褐色の肌も豊満な乳房もアソコも丸出し。本当にスッポンポンの丸裸だったのである。
それは母親を別にすれば女の裸という物を見た事の無い正吾には眩しすぎる光景だった。
「お前がダイゴ・クルメの息子ショーゴ・クルメだな?」
正吾と同い年くらいの方が言った。
「喜べ、ショーゴ!パラジア王国第五王女リリアーナ・パインパイン・ステン・コロリーナ・パラジア様が約束を果たすべく、わざわざ来てやったのだぞ!!」
少し外国訛りがあるが上手な日本語だ。
「お…親父の知り合いか?」
正吾の父、久留米大吾は民俗学者で、妻の理緒と共に世界中を飛び回って土地の人々と共に生活していた。両親が家に居る事は殆ど無く、いつしか正吾もそれを当然と考えるようになっていた。
「そういえば親父達、今、パラシアとかいう南洋の国に調査に行ってるとか言ってたな…って、それよりまず中に入ってくれ!ご近所の目が…!!」
正吾は慌てて二人を家に入れた。
「なぜだ?私達の格好に何か問題でもあるのか?」
「全部問題だよ!何で全裸なんだよ!?」
「パラジアでは全裸が正装じゃ!」
すると年長の方が言った。
「姫様、日本では公衆の面前で乳房や性器を露出するのは恥ずべき行為とされているのです」
「恥ずべき行為っていうか、犯罪行為な」
「何だ、シア!そういう事は早く言わぬか!そうか…空港からここに来るまで、通行人共がやたら私達をジロジロ見ていたが、そういう事だったか…」
「よく捕まらずにここまで来れたな…」

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