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学級委員長
官能リレー小説 - ツンデレ

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学級委員長 9

「フンフフンフフ〜ン…あ、お早う。」
翌朝、上機嫌で登校したのは真衣である。
「お早う。今日はいやに元気ね。」
そう言ったのは河原のどかである。彼女は文化祭運営委員長として生徒会に所属している。クラスの成績も良く、テスト順位がどの教科もクラスで二桁になったことはないという秀才である。
「うん。ちょっと良いことがあったの。」
「告白でもされた?あ、でも真衣は6人連続でフッてるのよね。」
「う、うるさいわね。私だって恋くらい……」
「へぇ、してるの?」
「そ…それは…私だって…」
「真衣、顔が真っ赤よ。」
「え?…」
と、そこへ瑠璃がやってきた。
「あ、委員長、お早うございます。」
「瑠璃、お早う。」
「あら、二人ともお早う。」
「瑠璃、約束覚えてる?」
「ええ。計画中よ。」
「え、真衣も委員長も何?」
「え?瑠璃、この事は言っちゃて良いのかな?」
「今のところ秘密よ。」
「だって。」
「へ〜。何だか気になるわ。」
朝のホームルームが始まった。
「起立、礼!」
「お早うございます。」
「お早う。え〜連絡です。今週から合唱祭の練習が始まります。既に自由曲は決めてあったと思いますが、合唱祭委員や、伴奏者、指揮者に任せ切りにせず、全員で成功させてください。先生のほうからは以上です。何か連絡事項がある人。……居ない様なら1時間目の準備をしてください。」
ホームルームが終わった。
「今日の放課後は合唱祭練習か。」

そして放課後。
『ピンポンパンポーン。只今より、合唱祭の全体合唱、学年合唱における打ち合わせをします。生徒会三役及び生徒会学園祭部会のメンバーは生徒会室へ集合してください。』
「ちょっと行って来るね。」
隼人は全体練習から一時外れ、生徒会室へ向かった。
「皆さんお疲れ様。早速本題だけど各学年から一人ずつ学年合唱と、3年生からはそれと別に全体合唱の指揮者、伴奏者を出して欲しいの。」
生徒会長の麗華が言った。
「はい?」
隼人は意味が分らず聞き返した。
「ごめん。分りにくかったわね。各学年から一人ずつ学年合唱の指揮と伴奏者。つまり、1、2、3年生から6人よね。それと別に3年生から全体合唱の指揮者、伴奏者を出して欲しいの。つまり合計8人を選ぶの。まあ、3年生の場合兼任が出来るから6人ってのもありだけど、別の人がやったほうが良いと思うわ。」
「あの…1年生の伴奏…良かったら…私がやります。」
早乙女理穂が手を挙げた。合唱祭運営副委員長にして、誰もが認めるピアノの名手だ。
「そうね。理穂ちゃん、お願いするわ。」

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