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学級委員長
官能リレー小説 - ツンデレ

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学級委員長 8

「それでね……」
瑠璃は真衣にことの一部始終を話した。
「そうなの……。」
「でも私…今冷静になってみたら酷いことしたと思ってるけど、あの直後は隼人君を自分の物にしたって思ってたの……」
「瑠璃が隼人君を好きなのは分る気がするわ。」
「うん……」
「それにね、隼人君を苛めたくなる気持ちも分るの。」
「え?」
「だって彼、絶対良い声で泣くと思うわ。あんな美少女みたいな顔で泣かれたら…あぁんっ私だってぞくぞくするわ。」
「そう…なの?」
「ふふふ。そうよ。」
「真衣……」
「ねえ瑠璃、今度隼人君にそんなことする時は私も混ぜて。」
「え?真衣?」
「私ね、彼氏居ないし……」
「真衣はモテるのに?」
「でも、彼氏作ると周りの目が怖いわ。」
真衣は十分自分の立場が分っているようだ。
「真衣、何するか分ってるの?」
「ええ。私もやりたいの。あんな相手いないし、なんだか隼人君なら面白そう。」
真衣の目の奥がキラリと光った。
「別に私は構わないけど……」
「良いの?じゃあ決まりね!瑠璃、絶対だからね。」
「え、ええ……」
「ありがと。じゃあここはお礼に奢りよ。」
「え?ちょっと真衣?」
「あ、チョコレートパフェ。瑠璃は?」
「え……あ、アイスクリーム。」
「遠慮しなくて良いのよ。」
「帰ったら夕飯があるから…それに太りたくないわ。」
「痩せてる瑠璃が何言うのよ。もうちょっとふっくらした方がモテるわよ。」
「なんだか真衣に言われると……」
とそこへ
「お待たせ致しました。」
パフェとアイスクリームが運ばれてきた。
「ま、いただきましょう。」
真衣は瑠璃の話を簡単にかわし、ロングスプーンを取った。
「そうね。」
瑠璃もあまり追求しても仕方ないと、アイスクリームスプーンを取った。
「あ、瑠璃、一口食べる?」
「ありがと。真衣もこれ一口いかが?」
「ありがと。」
瑠璃と真衣はほぼ同じに食べ終わり、少しの間雑談をしていたが、
「そろそろ暗くなるわ。帰りましょうか。」
と瑠璃が言った。
「そうね。じゃあ会計済ませちゃうわ。」
真衣は立ち上がった。
「ご馳走様。」
「良いのよ。でも絶対私も混ぜてよ。」
「ええ。……本気…よね?」
「もちろん。」
真衣はそう言いながら会計を済ませた。
「さ、帰ろ。」
「ええ。」

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