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学級委員長
官能リレー小説 - ツンデレ

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学級委員長 5

瑠璃は一度部屋を出るとティーセットを持って部屋に戻ってきた。
「はい、飲んで。」
「あ…ありがとう。」
「べ…別に、か勘違いしないでよね。」
「えっと…」
「あんたをもてなす為なんかじゃないから。」
「うん……如何したら良い?」
「私が暇してたんだから相手しなさいよね。」
「そっか…あのさ……学校での例の話なんだけど…」
「何よ!はっきりしなさい。」
「委員長に…全部任せちゃうのは…悪いと思うんだけど……」
「私じゃ信用できないって事?」
「そうじゃなくてさ……」
「じゃあ何よ!」
「委員長、落ち着いてよ。」
「早く言いなさい。」
「委員長はなんでも一人でしてくれるから、ちょっと忙しいと思って何か手伝えないかなって……」
「ふ〜ん……じゃあ明日のホームルームの後残りなさい。」
「え?」
「アンタにやってもらうことがあるから。」
「…うん……」
「え?何かしら?」
「は、ハイッ!」

翌日、ホームルームで文化祭と合唱祭の順位のつけ方についての話し合いが行われた。議事は瑠璃が進め、このクラスではそれぞれの順位と総合順位の双方を出すということで話し合いがまとまった。
「じゃ〜ね〜。」
「お疲れ。」
「早く部活に行かなきゃ。」
「一緒に帰ろ。」
「帰り、マック寄って行こうぜ。」
クラスのメンバーが教室を出て行く中、隼人は宿題を取り出し、時間を稼いだ。瑠璃は一度教室を出、生徒会室に向かった。
「終わった……」
隼人が宿題を終わらせて呟くと
「隼人君、丁度良かったみたいね?」
瑠璃がやってきた。
「委員長、今日はお疲れ様。」
「え?」
「議事は全部してくれたでしょ?」
「別に…クラス委員長だから……」
「でも、僕の仕事一つ減ったよ。ありがとう。」
「だ…だから、別にアンタの為なんかじゃないって言ってるでしょ?」
「…う、はい…」
「で、アンタは私に感謝してるわけ?」
「してるよ。」
「ふ〜ん…じゃあ一つだけ私の言うこと聞いてもらうからね。」
隼人は一瞬戸惑ったが、瑠璃の機嫌をとるために
「何でも言って。」
と応えた。瑠璃は口の端を上げにやりとすると
「床の上に横になりなさい!」
と厳しい声で言った。
「え?」
「隼人君!言うこと聞くのよね?」
「はハイッ!」
隼人はピクンッと震え、瑠璃の言葉に従った。
「動いちゃダメよ。」
そういうと瑠璃は隼人のベルトに手をかけた。

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