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落ちこぼれ
官能リレー小説 - ツンデレ

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落ちこぼれ 1

俺の名前は古熊康広  いわゆる世間でいうところの落ちこぼれだ。

俺は頭が悪くて、勉強しても成績が上がらない。
しかし、運がいい時は前日に少し教科書を見ただけで、そこが出題範囲で余裕な時がある。
それでも、中間か期末の片方だけだから、相殺されて結局いい数字にならない。
本当ならバカバカしくて学校にいく気になれないはずだけど、俺が入学した頃から若い女教師が増えたので、
彼女たちが化粧や服を競い合うのを見てやるのが案外楽しい。
何より学校全体がおちこぼれに優しい。もし生徒が留年したり学校をやめたら学年主任や校長が大変なことになるかららしい。
補習は快適な状況で受けれる。放課後だからおやつが出るし色気を競い合っている女教師が優しく教えてくれる。
夏休みも呼び出されるけど、午後からだし勉強だけでなく映画の上映会や花火大会もある。
体育の授業を見学するときも女教師が監視する。抜けだしたり別の教室や女子更衣室に行って盗みをしないためとしているが、実質はおしゃべりの時間だ。
メンヘラ地味オタ系の陽子先生24歳。
ムチムチボンキュッボン派手系の真子先生26歳。
童顔つるペタロリ系の綾音先生28歳。
男子の視線を集めている真子先生の体育を抜け出し綾音先生を探してふらふら歩いていた。
声を掛けてきたのは、陽子先生だ。
「康広くん授業抜け出してダメですよ。」
今日のおしゃべり相手は陽子先生か、まあいいや。
陽子って名前、キャラと真逆なのが笑える。
どっちかっていうと陰子って雰囲気だよね。
陰子の淫行なんつって。
「俺、今日生理なんで体育できないんです。」
「あらそれは大変。丁度いいですから保健室寄って行ってください。」
俺は陰子に捕まった。
この先生何考えてるか読めないし変な薬飲まされそうで怖いんだよね。

陰子先生は145センチでちびっこい、
丸い眼鏡を通してめ〜いっぱい背伸びしながら、
上目遣いに俺の顔を覗き込んできた。
「具合悪そうだけどお薬は必要なさそう。」
「薬?そんないらないっす。薬は絶対にいらない。」
「かわりにこれ飲んで。水分摂ったほうがいいよ。」
陰子はア●エリアスのペットボトルを差し出した。
怪しいな〜、開封してるぞ、これはヤバイやつじゃ?
「私の飲みかけは嫌なんだ?」
いじけて背を向ける陰子。
いや本当面倒くさい女だなぁ。
「そういうわけじゃないから、ほら先生と生徒で間接キスとかマズイっしょ。」
陰子は更に機嫌を損ねたのか、ボロボロと涙を流している。
「わ〜かった、わかったよ。飲むよ。」
ゴクゴクゴク
おもいっきり作り笑いを浮かべて語りかけた。
「ほら陽子先生、俺先生と間接キスしちゃってよかったの。いい想い出になるなあ。」
あはは、あはは。
あれ?なんか意識が・・・。疲れてたのかな俺・・・。

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