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闇クラブ
官能リレー小説 - スポーツ

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闇クラブ 2

私は過去の回想をやめた。
あふれた涙が内側からバスを濡らした。
バスに打ち付ける多量の冷たい雨に比べればとても小さなしずく。
だが、それは、確かに暖かさを秘めていた。

「泣いとるだか?」
隣の少女が声をかけた。小学生と見間違うような、小さな女の子だった。
とっさに、私は、彼女には年はきけないなあと思った。
「そんな、悲観せんでもええだに、男たちと、することをする。出すものを出させる。それだけだに。」
そういって少女は笑った。
「なあ。せっかくだで、ここらで自己紹介でもせん?まあ、いいたくないもんは言わんでもいいだがな。」
この子ばあちゃんみたいなしゃべりするなあ。
あきれるように溜息をしながら私は手を挙げて賛成する。まあ、あんな過去にふけるよりいいかもしれない
「アタイの名前は嶋 美恵子(しま みえこ)、競泳部や」
「御川 鶫(おがわ つぐみ)剣道部」
「この分だと何度も男にイカされているやろ?」
「!!!!」
すると美恵子は装着された首輪のタグを見せる。アルファベットと数字で規則性を知らないので読み取れない。確かこのバスに乗る前に装着された革製の首輪でバックルにはハートを象った錠前がぶら下がり中央には金属製のタグ……。
「どうもなぁ、これ……口もオマ〇コもア〇ルも“初物”ではない女の子に装着されるタグや……アタイと同じ符号になっているやろ?」
「そんな」
「それに……この車内に居る少女が本当に女の子なのか怪しいなぁ」
「???」
「……本当にこの前までは処女だったんだなぁ」
美恵子は頭を手にやる。
転入して初めてのクラブ活動……更衣室にて着替えさせられたのはブルマ+スケスケのTシャツ下半身が強調されており更衣室から出て来るとお客様の視線が凄かった。
「あの?」
「私さ小学6年生だからね」
「!」
「そんな事で鶫お姉ちゃんよろしくね」
この二人のやり取りは車内にあるマイクで集音されていた、バス事態は自動運転である……どうもこの分校がある自治体が試験運用にしているらしい……スクールバスと言うよりは護送車に近い。
安全の為に運転席と客席が区切られているのだ。そして分校校舎から少し離れた場所に建物“クラブ場”に到着する。
「下りるで……おねえちゃん」
「うん」
ドアが開き恐る恐る下りる……待っていたのは各クラブの顧問と専属奴隷らだ。
「剣道部の御川さんね……初めまして剣道部顧問の北 佳奈美です」
「はっ、はい」
剣道の胴着姿で出迎えた女性に鶫はびっくりする。だが足元には前と後ろに電動バイブを装着された少女が中腰で待っていたのだ。目隠しをされ足首には枷により歩行を制限されている。
「剣道の子は中々来ないからね……無理を通した甲斐はあるわ」
するとタグを見て言う。
「女性同士は未経験なのね?」
彼女の言葉で心が砕けた少女は私だけではなかった。
バスから降りる少女たちの目にあった吹き消そうな希望の灯はこの冷たい風に飛ばされようとしていた。
「御川。丹に力を入れろ。」
私の後ろから声が聞こえた。どこかで聞き覚えのある声だ。
「よく見ろ。あの女の容姿を。腰が伸びきっている。あれじゃ腰からの動きは出せない。ああ。下肢と上肢のバランスもおかしい。」
その声を聴いて私の中の武が引き出された。

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