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女子スイマーのミラクルバイト
官能リレー小説 - スポーツ

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女子スイマーのミラクルバイト 9

「エントリーナンバー二番、スハダクラブなりー」
前のチームより明らかに大人っぽい一団が立ち上がる。
「まさか…」
美夏がそわそわしだした。大学入学前に働いていた会社で一緒だった友人に似た娘がいた。
「あそこにいるの、由紀恵さんじゃない?」
短大卒で同期入社した24歳の村田由紀恵本人がチームにいた。
 ちなみが美夏にそう言った。美夏とちなみは高校時代の同級生で、ちなみは由紀恵に会ったことがあった。
 「肌、きれいだな」
 美夏の勤めていた会社は事務服や作業服はなかったのでお互いに肌を見せるような機会は無かった。


スハダクラブは企業の水泳部というわけではなく、当時美夏が由紀恵とともに勤めていた会社の近所のプールで活動していた同好会のようなクラブである。
由紀恵も学生時代から水泳をやっていた、と美夏は以前聞いたのを思い出した。

「なんか、ほかにも知ってる顔が出てきそうね」
「そうね」

「続いてエントリーナンバー三番、咲田スイムガールズなり―」

 「高校生かな」
 由梨がつぶやく。
 「応募規定には、18歳以上、って」
 美夏が応じると
 「そういうことにしてるかもしれないじゃん。応募するとき、身分証明書のチェックとか受けた?」
 「…たしかに、なかった」

「私たちだって人のこと言えないけどね。見た目も身長もアレだから絶対二十歳超えてるって見られないじゃん。飲み会のときとかいっつも大変」
「そうだね。免許証必携だもんね」
恵梨香の言葉にちなみが同意する。

プールではチーム紹介が続く。
『続いてエントリーナンバー4番 光華学園女子大学水泳同好会なり』

「光華…お嬢様学園で有名なあそこが何でこんなとこに」

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