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女子スイマーのミラクルバイト
官能リレー小説 - スポーツ

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女子スイマーのミラクルバイト 6

「よく来てくれたっちゃ」
「あんたは?」
「高鉄の兄の春夫なり」
「こんなイベント知ってるなんて、ただのオタク浪人生じゃなかったんだ」
「拙者もこのミラクルなイベントのアドバイザーだっちゃ。行われなくなて久しい女だらけの水泳大会の復活なり」

「参加者みんな女の子なのね」
「それよりその変な喋り方どうにかならないの?調子狂うしせっかくのイケメンが台無しよ」
「イケメンなんですかねぇ……そもそも」
里奈のツッコミにはあえてスルーするみゆであった。

「向こうで参加手続きをしてくれ、水着も用意してある」
「あれ、そうなの」
「巨乳にはビキニを着てもらわないといけないからね」
「ビキニって泳ぎにくい」
「甘い。当大会は泳ぎを競う大会ではないんだなぁ」

 “女だらけの、水泳大会…”
 由梨は春夫の言葉を頭の中で反芻していた。
 昔、テレビで、そのような企画が行われていたことは、知識として知っていた。
 でも、もし、それそのものを復刻したいなら、確かにAVのようなものではなく、それこそ仮にテレビで見られてもいいような内容になるはずだ。

控室に向かい、身に着ける水着はどんなものか物色する面々。
居合わせたスタッフからは「お好きなものを選んでください」と笑顔で言われた。

「へぇ、普通だね」
「みゆちゃんは、プライベートでビキニ持ってるの?」
由梨が尋ねる。
「まあ、そうですね。その、か、彼氏と、プールとか海とか行くし…」
「あら、みゆちゃん、彼氏いるのね」
後ろから美夏が言う。

 「あ、ええ、一応…」
 美夏はみゆに近づき、由梨の反対の隣からみゆに迫る。
 「どこで出会ったの?」
 「え、えーと、紹介、っていうか…」
 「どこまで進んだの?」
 由梨もその反対側から追及する。
 「あ、え、実はまだ何もない、っていうか…」

 「すみません、後ろでお客様お待ちですので…」
 さきのスタッフが遠慮がちに口を挟む。
 「あ、すみません!じゃあ、いくつかお借りして更衣室で試着して選んでもいいですか?」
 「ええ、構いません」

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