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女子スイマーのミラクルバイト
官能リレー小説 - スポーツ

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女子スイマーのミラクルバイト 5

 「何、何?」
 由梨と同じ学科の三井恵梨香がその紙を覗き込む。
 「私達にぴったりじゃない?巨乳で水泳やってる子って少ないから」
 恵梨香も背の低さに似合わぬ巨乳を抱えている。
 他の四人も近づいてくる。

「上位に入ったら賞金がもらえる、いいじゃないですかぁ」
「女子限定なんですよね?どういう層が出てくるんだろう」
新入りの1年生コンビ、浅野香織と中原里奈が次々に言う。
紙を見たメンバーは表情や言葉に差はあれど興味津々と言った感じである。

「…面白そうかもしれないけど、なんか怪しくないかな、それ」
そう言うのは吉川美夏…22歳とこの中では最年長だが高卒後に一度社会人を経験していて今年この墨東女子大に入学している。

「AVなんじゃない? バレたら廃部になっちゃうよ」
美夏とともに心配しているのは高橋ちなみ。美夏と同じ22歳で、別の大学を卒業した後に墨東女子大の3年に編入している。実は、ちなみは前の大学にいたときにスカウトに声かけられ、AVの撮影現場に連れて行かれそうになったことがある。その時の記憶があったから不安になった。

「え、AVって」
「そんな、まさか」
ちなみの言葉に1年生の2人と、ビラをもらった春香とみゆも動揺する。

「いくらか書いてないけど、高い賞金で釣って女の子を集めてそういうのを撮る連中がいるのよ」
「それは…怖い話だね。春香ちゃんみゆちゃん、この紙誰からもらったの?」
由梨が尋ねる。

「高鉄って中学生です。私たちがバイトしているスイミングスクールの子で…」
「エロいいたずらばかりするやつなんですけど、お兄さんやお母さんはいい人なんですよ」
春香とみゆはこんなに深刻な話になるとは思わず戸惑いながらも応える。
「あぁ、あの子ね。頭の中はエロばかっかりみたいだけど、私たちを騙してAVに連れて行きそうにないし大学の名前を伏せて参加できるみたいだし。よし、参加しようか」
由梨は悩むことなく参加を決断し、大学とは関係ないチーム名で8人全員の参加を申し込むことにした。

1か月後、大会当日を迎えた。普通の大会ほどではなくてもそれなりに練習して大会に備えてきたので8人はワクワクしている。会場は見慣れないところにある。大学の最寄り駅の再開発計画で立てられたビルの、一般の人が乗れないエレベーターで地下3階まで下りたところにあるプールだ。

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