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Driver's High!
官能リレー小説 - スポーツ

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Driver's High! 8

「「……オーウェンさん、これって」」
「ハイラックスさ、外見はラリー仕様になっているが普段使いも出来るぞ」
シュノーケルにエンジン音も重厚で腹に響きガチ仕様であるが荷台は普段使いが出来る。三人の荷物を載せ固定をするジョーは話す。
「ハリソンさんも来ていたしな、若いアシスタントを連れて」
ジョーはタブレットを見せると二人は顔を見合わせる。サラだ。
「……彼の息子は燃え尽きているから安心はしてくれ」
「ウノしっていたのか?」
「一応な……ウチの親父がジョー兄の面倒を見ていたから」
日本での武者修行の際にハヤテの父親が面倒を見ており彼の英語もジョー譲りである……当然F1シートのドタキャン騒ぎを知っていた。SUPERGTで主に活動していたがあの事件以降になるとD1にしたのもフォーミュラーマシンに見切りをつけた言う現れだろう。
「さてと行くか……鈴鹿に」
四人を乗せたハイラックスは走り始めた、関西空港は海上空港であり連絡橋を渡る。
「日本車ばかりだな」
「一つの国で大企業クラスの自動車メーカーが二桁もあるんだ……外車を探す方が大変さ」
ジョーは苦笑するしかない。そりゃあ英国の自動車メーカーは倒れるのもわかる。

今シーズンのみ日本鈴鹿開催になったのは開催予定サーキットが地滑りにより壊滅、復旧工事もしているがシーズン最終まで間に合わない代替えも探したが見つからず主催者側が困っていた所で日本側関係者の提案したのが鈴鹿開催だ。
今回はウノに地の利があるしマックスに至ってはこの前SUPERGTで代走したばかりだ。しかしSUPERGTマシンは市販車ベースであり常にセンターになっているフォーミュラーカーになると色々と異なるので実質初だ。オーウェンも今回は主催者側から色々と仕事を貰っている、日本語が出来るのなら因縁があっても仕方ないし彼もあの一件とは別として引き受けた。


数時間後、鈴鹿サーキットに到着して其々チームと合流。四人を迎えたのはハリソンとサラだ……スポーツチャンネルの解説者とそのアシスタントであるので主催者側からプレスパスを貰っている。
「親父、久しぶりにハンドル握ったな?」
「ディレクターの意向さ、マシンも公道仕様だからそこまで攻めてないさ」
何故かレーシングスーツを着ていたのでロブは怪訝な顔になるもハリソンは何処か満足な顔だ。そんなやり取りもしっかりと撮影されるのだ。
「じゃあ、グリットで逢おうな」
ウノは告げるとその先にチーム関係者が居たのだ。



「ハヤテ、悪いニュースがある。今シーズンで現チームは解散になる」
「……想定内さ、余程被害額と社会的影響が大きいから主催者側も厳罰にしないと示しがつかないだろう」
ウノの言葉に監督もスポンサー側担当者も言葉を選んでいた。


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