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水薔薇のような百合―男装水泳部
官能リレー小説 - スポーツ

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水薔薇のような百合―男装水泳部 1

 あたしは芦原夏希。高校1年生。でも父親の都合で小学校5年生の夏から
ずっとアメリカにいて今戻ってきたばっかりだった。
 あたしはアメリカに行くまでよく幼馴染のツバサと遊んでいた。
髪は短くて、ずっとタンクトップの服を着ていた。かっこいいけど
ずっと腕白だった。そんなツバサのことが好きだった。
 けれど、言い出せないまま、時間が過ぎ、あたしはアメリカにわたることになった。
帰国後、ツバサが通っている格好への転入を希望するためツバサの学校を調べた。
しかし、あたしは衝撃を知ることになった。
 ツバサが通っている高校は「水薔薇高校」、表向きの情報では美少年ばかりが通う全寮制の男子校だった。
 普通ならここであきらめるだろうが、あたしは違った。
 あたしはまず髪をバッサリと切った。水泳をやっていたからガタイはしっかりしていたし、
バストもそんなに大きくはない。これなら美少年でとおるだろう。
 かくしてあたしは水薔薇高校への編入が決まったのである。
編入初日、あたしはばれないように自己紹介をした。
 「オレの名前は芦原夏希です。ずっとアメリカにいて、特技は水泳です。よろしく。」
 いけない、水泳が特技だといってしまえば脱いだ時にばれてしまう、そう思ったが仕方がなかった。
 あたしはずっとばれないように男言葉と男のようなしぐさを貫いていた。
 「おっす。新入りか?」
 「え…」
 あたしは3人の美少年に声をかけられた。
 「オレはマコト、こいつはユウ、そんでこいつはレン」
 「よろしくな」
 3人の美少年は挨拶をした。
 「あ…ああ…」
 あたしの声は高くなってしまったが3人は気にしていないようだった。
 「とりあえずお前は俺たちと同じクラスだからな。いろいろとよろしく。」
 ユウは目を光らせた
 …やばい、あたしも惚れてしまいそうだ。だが、あたしの本命はツバサだ。
その夜、ツバサがいる寮の部屋を聴きだし、ツバサの部屋に入った。
 ここはノックなしでサプライズで入ってしまおうか。
 そう思うとあたしはツバサの部屋を勢いよくあけた
 「ツバサ―!」
 「…その声は、まさか…ナツキ…」
 ツバサは驚いたような声をしていた。小学校のころよりもはるかにイケメンになっていた。
 「あたし、ずっとアメリカにいて、ツバサに会いたかった。」
 「男装してまで、俺に…会いに来たのか」
 その時だった。後ろから3人の人影が来ていた。3人はジャージを着ていたが、紛れもなくマコト、ユウ、レンの3人だった。
「やっぱり、そういうことだったのか」マコトが言った。
 「お前のしぐさ、いろいろ見てたけど、ごまかして男のふりをしていたけど女だったんだな」
 「こんなところに来るなんて、勇気だけは誉めてやろうじゃねえか。」
 ユウとレンもそれに続く。
 

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