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全裸競技会
官能リレー小説 - スポーツ

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全裸競技会 8

 「ありがとう」
 シャワーを受け取った猛は、首から順次汗を流していき、下半身の膨らんで液を漏らしていた部分も洗っていった。でも、その膨らみ自体はそのままだった。
 猛がシャワーをもとの場所に戻すと同時に、沙希はバスタブの縁から立ち上がった。
「ねぇ、この前の競技会のように猛さんのあそこ、いれてください」
「どうしたの?」
猛は戸惑った。沙希が自分から陰茎を求めることはこれまでなかったのになぜ今になって求めたのか、状況を呑み込めなかった。
「いれるだけでいいです、腰ふらなくても。入った時の感じが忘れられないんです。処女膜? あれが破れる前と後とでは違うかもしれないけど、入った時のあの感触が欲しくなったんです」
「そうか…」
猛は沙希の考えを理解できた。しかし、下を向くと股間のふくらみは緩み始めている。これを沙希の股間に入れたらどうなるかわからない。猛はもう一度股間をしごき、元のふくらみに戻ったのを確認すると沙希に一歩近づく。
「じゃぁ、いくよ」
「うん!」
沙希は微笑みながら自分の股間を左手の親指と人差し指で押し開く。押し開いた沙希の股間に猛はゆっくりと陰茎を挿し込む。
 「あ、う…」
 沙希は苦しそうにも聞こえる声を出す。
 「痛い?」
 猛は一度動きを止める。
 「いえ、続けて…ください」
 猛は、沙希の表情を見ながら、よりゆっくりと陰茎を進めていく。
 
 そして、一番奥まで達したとき、苦しそうな雰囲気はもう消えていた。
 「そう、この感覚、欲しかった、んです…」
 二人は、どちらからともなく両腕を互いの後ろに回し、体をさらに密着させた。
二人が体を密着させたのはほんの数分だったし、猛が欲情に任せて自らの陰茎を沙希の子宮の壁を突くようなことはなかった。しかし、沙希にとっては幸せこの上ない時間だった。猛は沙希の股間から陰茎を抜く。そして二人は再びシャワーを浴び、バスタブで一緒に体を温めた。ベッドに戻ると二人の寝顔は穏やかになっていた。

翌日、猛と沙希は恵理香との約束通り全裸新体操世界大会の予選会場にいた。この大会は日本の他に中国、韓国、台湾の代表が参加する。選手はもちろん見学する関係者も全裸。色白のきれいな素肌の美女たちがフロアに集まっている。
「猛君、沙希さん! 今日は楽しんでね!」
競技前に恵理香は笑顔で挨拶してみせた。
「恵理香さん、きょうはすごい演技を楽しみにしています!」
「私も!」
猛も沙希もつられて笑顔になる。
 「ところで、新体操はどこが強いのですか?」
 猛は恵理香に尋ねた。
 「やっぱり中国ね」
 恵理香は視線を選手に向けた。
 「ほら、あそこが中国選手団。選手の半分以上中国だよ」
 「恵理香さん、頑張ってくださいね」
 沙希は恵理香に声を掛けた。
 「もちろん!」
 恵理香はガッツポーズを見せた。

 「エントリーナンバー 一番 中華人民共和国 リー クリー選手…」
 「あ、中国人なのにすごいエキゾチック!」
 猛が小声で言う。
 「中国でも西の方から来たの。見たことない?」

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