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全裸競技会
官能リレー小説 - スポーツ

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全裸競技会 18

姉弟は何もなかったかのように1日目最後の種目である400m個人メドレー決勝の控えに入る。由紀も拓も4レース目になる。
まずは由紀が出場する女子。バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の順に100mずつ泳ぐ種目なので、泳法の得意、不得意でペースが変動するのと同じように体型も選手それぞれに特徴がある。背泳ぎが得意な4レーンの由紀はバストが大きいし、バタフライが得意な5レーンの樋口千尋(21歳)はヒップがまるまるとしている。平泳ぎが得意な3レーンの深沢秋穂(19歳)は美脚が際立つ。そして3レーンには背泳ぎ得意でも貧乳で美脚の保科友理奈もいる。
 その場を見ていた猛は友理奈に目が行った。先の背泳ぎで見た友理奈。
 “インターハイで個人メドレーも制覇した人だ…あの胸はけっこうアドバンテージになっているに違いない。それに胸が小さいことがアドバンテージにならない背泳ぎが得意となると、一番有利かもしれない…”
猛は由紀にも目をやった。ただで大きな由紀のバストが更に大きくなっているように見えた。
"もしかして…"
実は猛は由紀が弟の拓の陰茎をバストでしごいているところに遭遇したのだ。トイレに行く途中、関係者通路の片隅できょうだいがいたところを見ていた。そのことを思い出した。
"由紀さん、胸が大きくなっても大丈夫かな?"
猛は気になってきて、傍にいる沙希に話しかける。
「沙希さん、由紀さんの胸が大きくなるのってよくあるの?」
「決勝になると大きくなるかな。男の人のあそこみたいに硬くなると大きくなるみたい」
数少ない対戦経験を思い出しながら沙希が応える。猛は一人で納得した。
スターターの合図でファイナリスト8人がスタート台に立ち前傾姿勢をとる。千尋の丸く引き締まったヒップが上を向き、秋穂と友理奈の脚がしなやかに伸び、由紀のバストは前に潰れる。次の瞬間、号砲が響き8人はプールへ飛び込んだ。
まずはバタフライ。実は友理奈が苦手にしている。貧乳の上スイマーにしては線が細い友理奈にとってはパワーが求められるバタフライでどれだけ体力を使わないようにするかがポイントになる。一方、特別苦手な種目がない由紀やバタフライが得意な千尋はここで勢いづけたいところ。そんな中で特にいいペースで泳いでいるのは千尋。程よいサイズ感の美尻がリズミカルに上下する。由紀のヒップもテンポよく揺れる。最初の100mは千尋がトップ、由紀が2番手で通過。友理奈は上位とあまり差がない4番手につけた。
次は背泳ぎ。友理奈と由紀が得意にしている。ターンして15mの浮上ポイントで真っ先に浮かんだのは由紀のGカップ、差がなく続くのが友理奈のBカップ、千尋のDカップだ。30mを過ぎて貧乳の友理奈が巨乳の由紀を逆転。通常の競泳ならここでリードを広げて逃げ切るのが勝ちパターンになる。しかし、全裸でもそのパターンが通じるのか確信が持てない。水着に押し込まれたバストが解放されて由紀の動きが軽くなったら…、そういう不安があった。50mのターンでは友理奈が先頭でターンしたが、15mの浮上ポイントでは由紀の巨乳が先に水面上に現れた。由紀はこのあたりで突き放しにかかろうとピッチを上げてきた。友理奈はそれについていこうとまたピッチを上げるが普段よりも手足が重く感じている。ただ、まだ明らかな差ができたわけではない。通算200mのターンでは由紀がトップ、友理奈が2番手で通過。3番手は秋穂になった。

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