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全裸競技会
官能リレー小説 - スポーツ

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全裸競技会 17

「沙希にできるなら自分にも」
男子100m平泳ぎ準決勝に臨む猛はそう心の中で唱えながら2組目4レーンのスタート台に立つ。
1組目では良太が大会記録を更新してトップでゴールしている。なおのことトップで決勝に進みたいという思いが強くなってきた。
猛のとなりになる5レーンには全裸総合競技会の100m平泳ぎで3連覇を目指す水島拓がいる。拓は由紀の3歳下の弟で、姉同様総合競技会で実力をいかんなく発揮している。
「拓、いつも通りでいいよ!」
プール近くのスタンドには100m背泳ぎ準決勝を終えた由紀と沙希がいる。
「拓さんって、水島さんの…」
「うん、弟よ。そういえば、村本君は岡崎さんの彼氏なんでしょ?」
「いや、そういうわけじゃ…。初めて全裸競技会に参加してから一緒に練習するだけの仲ですよ!」
沙希は由紀の唐突な指摘を顔を真っ赤にしながら否定する。肉体関係を持った仲ではあっても明確に恋愛関係になったわけではないのをどう説明すればいいか答えに困ってもいる。でも、沙希の股間は最近にはないくらい湿っぽくなっていた。
スタート台で前傾姿勢をとる直前、猛の視線の端に想像していないものが飛び込んできた。拓の勃起した陰茎らしきものだ。準決勝なのに拓のテンションが上がっているのかと、一瞬戸惑う。しかし、すぐに我に返って前傾姿勢をとる。そしてプールへ飛び込んだ。

 猛はただひたすら泳いだ。ターンし、左右には他の選手は見えなかった。
 そして、猛はこの組第一位でゴールした。
 「おめでとうございます!」
 沙希はにこやかに猛を出迎えた。
 そうして、拓は不本意にも三位。
「沙希さんもよかったね。明日の決勝が楽しみだね」
良太の記録を上回る大会新を更新した猛もまた笑顔を見せる。
「そうですね」
沙希も翌日の決勝へ気持ちを新たにしたようだ。

「ちょっと!」
由紀は語気を荒げながら拓の腕を引っ張り人目のつかないところへ連れていく。
「十分勃起していなかったからでしょ? 平凡なタイムだったの」
「そうだね。3つ目じゃ手でしごいても簡単に勃たないよ」
拓はいつも陰茎を限界近くまで勃起させてレースに出ている。特に平泳ぎでは脚の開閉で陰茎が水に当たる感覚でキックのリズムを作っているという。ただ、平泳ぎの準決勝ではスターターの笛の合図が聴こえた時点で十分に勃起していなかったためキックのテンポが狂ってタイムが上がらなかったようだ。
「じゃぁ、次の個人メドレー決勝の前にやっておく?」
「うん」
由紀はしゃがみ込んで拓にGカップを近づける。そしてそのバストで陰茎を挟み込んだ。
 拓は目を閉じた。
 その萎れた場所に少しずつ血液が流れ込んでいった。
 由紀はそのGカップを両手で上下させる。
 「もう、大丈夫そうね」
 由紀は、その胸の間のものが十分な硬さになったことを感じて、それを離し、立ち上がった。

 拓はこれまでに何度も由紀にこれをやってもらっていた。最初のうちは、由紀も加減がわからずに射精を導いてしまったこともあったが最近はそのようなことはなくなっていた

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