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全裸競技会
官能リレー小説 - スポーツ

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全裸競技会 13

 由香が出るアーティスティックスイミングの競技は別会場なので今日は由香の姿はない。しかし、猛はこの前日、由香と二人きりの部屋でのお互い試合での姿で、壮行会をやっていた。もう、猛は由香に勃起するようなことはなくなっていた。

 競技会当日、猛は沙希に会うのは数ヵ月ぶりだった。
 「猛さん、お久しぶりです」
 「沙希…いや、沙希さん。なんか、しばらく会わないうちに大人っぽくなって…」
「そう…ですか…?」
数か月しか経っていないのにそんなこと言われるとは思わなかった沙希は面を食らっていた。ただ、猛としては海外遠征で目撃した女子選手よりも大人っぽい体つきになっていることを実感している。
「泳ぎこんでいるみたいだね」
猛の遠征中、沙希は一般の競泳競技会にも参加して実戦を積んでいて水着着用でも全裸でも記録を伸ばした。そして、体つきも高校1年生とは思えない無駄を削いだメリハリある大人のオンナの身体になっている。
「猛さんもかなり鍛えてきたみたいですね。あっ、猛さん…珍しいですね」
沙希は猛の股間を見て笑みを浮かべる。珍しいことに沙希の身体を見て猛の股間が反応している。
「鈴木の裸を見ても勃起しなくなったのに…。沙希さん、大人っぽくなったから…」
恥ずかしそうにしている猛を見て沙希はまた微笑んだ。

沙希が最初に出場するのは100m背泳ぎ。背泳ぎは女子ならバストが水面上で露になるということで全裸競泳では花形種目とされる。背泳ぎをメインに取り組んできた沙希のバストは形よく程よい大きさになっていた。

 女子選手はバストが大きすぎると水の抵抗でタイムが不利になるが、背泳ぎではそうではないため、背泳ぎ専門の選手は他に比べて胸が大きい選手も目立った。
 そして、男子選手も、背泳ぎ専門の選手は陰茎の抵抗は無関係になるので、他の選手ほど厳しく勃起を抑制していなかった。
 猛はそうした背泳ぎの男子選手からは眼をそらして、女子選手たちの方に視線を向ける。
 プールサイドでは沙希が予選を共に泳ぐ選手とともにスタートを待つ。タイムの上位16人までに入れば準決勝に進めるが沙希なら普通通りに泳げば突破できるレベル。しかし、同じ組に女子のエースと言われる水島由紀がいる。4度目の全裸総合競技会出場、総合競技会での100m背泳ぎ3連覇を目指す由紀は背泳ぎ選手らしい巨乳ではあるが26歳という年齢の割にはかわいらしいルックスだ。沙希は由紀に憧れて髪を伸ばしている。
 「女子背泳 100メートル…予選 一組目…」
 アナウンスが流れ、一組目の選手、沙希や由紀がスタート台の取手につかまる。猛は沙希の方を見た。彼は、ちょっと、目が合た気がした。すごく、真剣な表情。

 笛は吹かれた。一斉に、取手から手を離し、背中から水面に飛び込んでいく。

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