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DTグランプリ 闇の総合格闘競技
官能リレー小説 - スポーツ

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DTグランプリ 闇の総合格闘競技 5

「……龍気に溺れ人を忘れたモノか」
何時の間にか日本刀を持つ少女の背後に大男が立っており軽々と蘭の兄を抱える。挑発にはもってこいだ……少女は刃先を地面に着くと魔法陣が出現し光の渦が出てくる。
「ババアによろしくね」
スカートの内側に仕込んでいた手榴弾5個が転がり爆発と同時に消えた。



「ほぉ〜味なマネをするのぉ、何処の刀舞巫女じゃ?」
ボロボロになった親衛隊を横目にして破壊された牢屋を見た女帝龍の怒りはよくは知らない者でも分かるほどだ。
最早近寄りのも足が進まず後ろに下がるのを我慢し言葉を探す。因みに刀舞巫女とは名の通りの巫女で神社に収められた神刀を操り日々影に潜む魔を討つ存在……しかし彼女達は日本政府により秘匿されており幾度も百鬼夜行を防いでいる。龍気を持つ巫女も少なくはなく、彼の母親も刀舞巫女であった。
「女帝龍様、動かれたら相手の狙い通りです!」
「御事情おわかりでしょうが!!!」
赤龍も青竜が制止するもひんやりとした龍気にゾッとする、相手はこの事を狙って彼を救い出したのだ。
「「(まさか……)」」
足止めする気か、蘭を育てる為に黒龍と繋がっているのか?二人はゾッとする。


「ここなら大丈夫でしょう」
「ぁぁうぃ」
「長らく邪な気を……相手は女帝龍?」
「ええ、真正面から挑むほどじゃないし、ここなら」
少女は巫女装束に纏った女性に男を託して言う。荘厳な神社本殿には他の巫女らも揃っていた。
「封印ができる」
少女は抜刀すると巫女装束を纏う老婆は頷く。
「お婆様、面倒をおかけします」
「女帝龍に堕ちたとは言え身内、因果な宿命じゃのぉ」
本殿にある参道に邪な気を纏った人ではないモノが立っていたのだ。女帝龍に気に入られて堕ちて自我が乗っ取れて操り人形にされた少女、いや少年だ。胸は膨らんでいるがコレも人外な力の代償だ。
「あら身代わり?いいわ……魂の開放するわよ」
助かっても廃人になる、少女は刀を構えた瞬間に邪な気によって操られた少年を切り裂く。肉体に切り傷は無い……。
「今日の所は挨拶って感じね」
少女は刃先を和紙でふき取り手を離すと瞬時に燃え尽き、少年は虚ろの目だ……もはや医学や化学の領域ではない。
「八百万の神々よ、彼に今一度の世の環の中へ……ご加護を」
それは死者を送り出す詞である。少年は一瞬安らかな顔を浮かべて瞳を閉じた。
「姉様、討ちます」
「……」
馬上にて小柄な巫女少女は自分の背丈程ある和弓を矢を持って構えており、全身から淡い光が溢れている……彼女が視ている先にはヒステリー状態の女帝龍が瞳に投影されている。
「色情魔退散!!!!」
夜を切り裂くかと言う声と同時に矢を放つと消えた……そして女帝龍の右頬を掠めた!
「あら小夜……あなたも怖いわね」
少女は笑う。


「おのれぇええええええええええ!」
森の奥深くに陣取っていた女帝龍は先程まで超遠距離狙撃をすべて回避したが全裸は擦り傷だらけだ、必死になって静止させる赤龍と青竜を傍らから見た白竜は思う……ここで挑発に乗れば彼女達の思うつぼだ。
「やけ食いは目を瞑っておくか」
白竜は転送術を唱える。


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