水着部 1
挙昆学園中等部の水泳部は通称、水着部と呼ばれている。
何故なら、部員達は本来の水泳部の活動よりも水着に似合う体を維持している熱心だったのと、
水着を着用しての性行為が行われていたからである。
そんな水着部に泳ぐのが苦手な岩屋大樹が入部してきたのだった。
何故彼は泳ぐのが苦手なのか……小学校一年生の時に海水浴に来ていたが運悪く離岸流に押し流され溺れそうになったのである。幸いにしてライフセーバーと現場に居合わせた非番の海保特殊救難隊隊員らの迅速の行動で最悪の事態こそ免れたが水に対する恐怖はトラウマとして残っていた。なので25mプールでも泳ぎ切れたら恩の字と言うほどである。
「……せ、榊水先輩。やっぱり僕」
「大丈夫、ここの水泳部は別に全国制覇とか目的じゃないから」
一学年の上の榊水 叶は大樹の幼馴染であり水泳の実力は相当高い、と言うのも両親も兄も姉もスキューバーダイビングライセンスを取っているほど海女である。
「それにあの時は私の責任でもあるんだし、それと二人きりの時はさっちゃんでいいよ」
「へぇ、さっちゃんね……岩屋君、この部の目的は水着に逢う身体を維持するのが目的だから泳ぐのは二の次って考えていいわよ」
「???」
「そうだ、水着に逢う身体を維持する事で他の衣類の見栄えが良くなる。我が部は三年前の不祥事で大会への参加は自粛しているからな。所で榊水、こいつ筆下ろしまだか?」
「多分ね」
「じゃあ任せる」
すると叶は大樹を用具室の隅に連れていき、
「大くんのまだ皮が剥けていないのね」
「あ、あの・・・」
叶は上手く水着をずらすと、股間に大樹の陰茎を近付け、
「実はね、水泳とかしているのに処女膜が破けていないのよ」
どうにか陰茎が挿入されると、
「小さいのに硬さは凄いじゃない」
入部してからの数日は殆どプールには入らず、
「この硬さはなかなかね。少し小さい気もするけど、そのうち大きくなるわよ」
「は、はい」
複数の女子部員達に陰茎を扱かれいると、叶が、
「ちょっと新入生の相手ばかりしてないで、プールにでも入ったら」
すると少し呆れながら、
「叶って意外と嫉妬しやすいのね」
「そうそう、これぐらい水着部では当たり前なのに」
他の女子部員がその場を去ると、
「そろそろ水に慣れても良いかなと思って・・・」
叶と一緒にプールへと入っていくのだが、すると叶が大樹の競パンを脱がして、
「この間より少し大きくなったみたいね」
叶は大樹に手擦りを持たせてから大樹の陰茎を触り、
「まずは浮いているだけで良いのよ。大ちゃん」
水泳部の練習なのに浮かんでいるだけで良いってのは正直戸惑いを隠せないが、水への恐怖が徐々に薄れて、
「何であんなに水を怖がっていたのが不思議なくらいだ」
それを聞いて、脱いだままだった大樹の競パンを投げ、
「じゃあ、泳いで取ってきてね」
「エッ?ちょっといきなり厳しくするなんて」
すると他の部員達が一斉に、
「気にするな。水着ではよくある事だ」
「水着部の一員として自分の水着ぐらい取ってこれないとは」
途中で溺れかけながらも競パンを拾ってプールから上がると、
「岩屋、よくやったな」
「そう、まずは一皮剥けた感じね」