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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 5

この状況がある意味、試練な気がする。
リゼットは両手で顔をおおって、しくしくと泣き始めてしまったので、俺は困ってしまった。
さらに悪いことに、蘇生してからずっと勃起がおさまりきらず、今もまだ中途半端な半勃ちの状態になっていた。キャラの体力を全回復させるアイテム賢者の石にこんな隠れ効果があるとは。
泣いているリゼットが、すねて返事をしてくれないかもしれないと思いながらも、俺の推測した賢者の石の副作用について質問してみた。
「俺が勃起しっぱなしなのは、賢者の石の効果なのかな?」
急激に体力を全回復、ついでに勃起力も回復させられてしまうのではないか。
「そんな、わたし、わざと勃起させようとしたわけじゃありません」
リゼットが小声で答えた。
「ほっとけば勃起がおさまるのか?」
リゼットはしばらく黙りこんだままだった。
「こうなったらしかたありません。わたしの師匠に今から相談してみましょう」
本当にしかたなくという感じでリゼットが言った。
「治癒の魔法の師匠?」
「そうです。蘇生の魔法の魔導書と使った賢者の石も師匠から譲ってもらったんです。でも、こんなになるなんて聞いてないですし。あの、それ、腫れて痛みとかないんですか?」
「痛みっていうか、つっぱった感じっていうか」
勃起を蜂に刺されたりして腫れたみたいなものだとリゼットは勘違いしているようだ。リゼットの師匠は性教育を弟子にしてないのか?
「自分で処理したらおさまるかもな」
「それはいけません、男の人が自慰というものをしてしまうと、女性に興味がなくなるって師匠が言ってました!」
「そ、そうなんだ」
おとなしいリゼットが声を強めて真剣な表情で言う迫力に俺は思わず、反論する気が失せてしまった。
リゼットの書斎は、王都からかなり離れた師匠の暮らす賢者の塔と魔法でつながっているそうだ。
俺にはよくわからないが、リゼットが扉にふれて念じて開くと教会ではなく塔の通路につながっていた。
通路の壁はほんのり発光していて、まぶしくないやさしい光であたりを照らしている。
「これも師匠が作ったんです。師匠は魔法の力を活用したいろいろな道具を作る凄腕の職人なんですよ」
「自慢のお師匠様なんだね」
「はい」
ソファーのある応接間で対面したリゼットのお師匠様は、金髪碧眼で凛々しい美人の女騎士ファリエールや色白で清楚な雰囲気の美少女のリゼットともまたちがう、やたらと色気がある美女だった。
脚を組んでソファーに座っているのだが、チャイナドレスに似た服装のスリットからのぞく生脚。胸元が大きく開いたデザインで、そこから今にもこぼれてしまいそうな豊かな乳房のふくらみ。顔立ちはきれいで上品な感じだが、口元の小さなほくろが艶かしい。
髪形はロングのストレートで銀髪。青い瞳とよく似合っている。エロい女教師とか女医とか、そんな感じだと俺は思った。
「ふふふ、いくら私が美人でも、そんなにじろじろと女を見るものではない」
「あっ、すいません」
俺は素直にあやまった。そして、隣に座っているリゼットが、じーっと俺の顔を見つめているのに気がついた。
視線が痛い。
リゼットの師匠、魔法の職人カロリーナはリゼットから俺の勃起がおさまらないことをうなずきながら聞いていた。

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