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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 25

「中途半端に隠すよりも、逆に目立つほうが人の目があるぶんだけ安全」
とカロリーナは俺に言った。
自分好みの見た目の男の娘に俺を変装させたいだけではないのかもしれないし、覇王の魅了の魔力でひきつけられてくる女性に、俺が遊びで手を出したり、強引に誘われないようにする予防策の意味もあるのかもしれない。
効果が半減しているとはいえ、覇王の魅了の魔力に反応した女性たちから隠すのは難しいところもある。
この世界の女性たちは消滅というタイムリミットがあることを自覚しているぶんだけ、こうしたいと強く思ったら積極的に行動する人も少なくないらしい。
見た目の印象が信仰されている水の女神ラァーナに似ているからといっても、俺がリゼットのように治癒の魔法を使えるわけでもない。それでも、めずらしい水色の髪と瞳に気がついた人たちは、縁起がいい、良いことがあるかもと出会えたことをありがたがってくれる。
リゼットが覇王の花嫁になって、治癒の魔法の効果も良くなっているので、それは水の女神ラァーナの恩恵だと思う人などもいる。
「ご主人様と一緒に治癒をして街を歩いていると、ケガや病気で気落ちしている人たちが元気になる気がします。魔法で体は治癒できても、魔法で気持ちを元気に明るくすることはできませんから」
「だから、リゼット、変装しているときはリリアちゃんだから。ご主人様って呼んじゃだめだって」
「そうでしたね。リリアちゃん、今日もおつかれさまでした。帰ったら、おいしいごはんを作りますね」
夕方、街はずれにある教会に、街の人通りの多い通りから人があまりいないあたりにくると、リゼットと手をつないで帰ってくる。
「リゼットは治癒の魔法を使って疲れてるだろう、俺も料理を手伝うよ」
俺が教会におるすばんしていたときは、リゼットは夕方にならないうちに帰ってくるようにしていた。早いときは昼過ぎに帰ってくる日もあった。
それはリゼットが教会でおるすばんしている俺を気を使ってくれて、無理をして急いで街の人たちを治療していたんじゃないかと、リゼットの助手をしていて気がついた。
「俺も治癒の魔法が使えたらいいのにな。二人がかりならリゼットを少しは楽ちんにしてあげられるのに」
二人で食事をしながら俺が言うと、リゼットは顔を赤らめて小声でこう言った。
「あの、わたし、一緒に寝てもらって、すごく癒されてますから。すごく幸せな気持ちにさせてもらってますよ」
欲求不満にならないように師匠のカロリーナが、二人とも一緒のベッドで寝るように、と指示をあたえたのでリゼットは言われたとおりに、毎晩、俺に添い寝をするように、一緒に寝ている。
男の娘の変装をしてから、俺は勃起しっぱなしという状態ではなくなった。街でリゼットの助手をしているときに、メイド服のスカートの下が勃起しっぱなしだったら、さすがに不審な人物だったにちがいない。
カロリーナは寝るときは全裸で、それを弟子のリゼットや俺も健康のためにするようにと言われている。
ベッドで裸で寝るのが、なぜ健康にいいとカロリーナが言うのか、あえて聞かないことにした。説明されたらすごく難しい話を、すごく長い時間をかけて講義されそうな気がしたからだ。
リゼットから手をつないでくる夜もあるし、俺からリゼットのおっぱいに先に手をのばしたり、抱きついて揉んだりする夜もある。

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