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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 14

この世界の女性たちは妊娠しない。生理の出血もない。
「あの……ご主人様?」
リゼットが顔を赤らめながら、俺に小声で言った。
「お師匠様が指を挿入して愛撫をしてくれたこともありましたが、裂けたりしませんでしたよ。それに痛みがあっても治癒の魔法で対応できるので、小さな傷なら、すぐに治すことができますから」
それを聞いて、逆に俺のほうが、ちょっとどきどきしてしまった。目の前にいる二人があんなことやこんなことをしているのをやたらと生々しく思い浮かべてしまった。
ベッドの上でカロリーナに手マンされて、あえぎまくるリゼット。俺の妄想が加速する。
「男性というのは性器を中に入れなければ、気持ち良くないのか?」
カロリーナが首をかしげながら、淡々と質問した。
「他に口に入れてしゃぶってもらったり、手で軽く握って上下に動かされても、気持ちいいです」
「なるほど、そうか。男性同士で愛しあう者たちの文献によると、手や口で愛撫する他に、肛門に性器を挿入する者たちもいるとあったのだが、私たちの肛門に性器を挿入したりもするのか?」
この世界は避妊が必要ない世界。よってコンドームはないと俺は考えた。コンドームを使わずに肛門に挿入なんてしたら、俺のものが糞まみれになって汚れそうだし、尿道炎とかになりそう。
そのあたり、この世界のボーイズラブな連中はどうしているのか。
さすが博識な魔導師カロリーナ、異性同士の性交についてはわからなくても、男性の性器を愛撫するやりかたについては調査済みのようだ。
性病についても、リゼットの治癒の魔法があれば心配なさそうだ。
寿命が長くて40代半ば、女王に就任すると寿命は何歳であれ残り5年、一般のモブキャラだと長寿で三十代半ば。そこで消滅してしまうこと以外は、俺のいた世界よりも医療は優れている。伝説の存在である覇王とセックスして、覇王の花嫁になれば、治療が遅れたり、即死でなければめったに死なないんじゃなかろうか。
生殖のためのセックスではなく、愛情表現のスキンシップのために行われるセックスという考え方が常識の世界。
人口増加の問題は、この世界では人間が長寿になったあとでも、以前と同じペースで子供が出現し続けて起きてくるんだろうな、きっと。
「人が消滅すると子供が現れるんです。だから、消滅する人が少なくなると子供の数は減ると思います」
先代の覇王が、覇王の花嫁の大量虐殺を行ったとき、消滅した人数と同じ数の子供が現れたという記録が残されているそうだ。ただし消滅ではなく戦闘で死亡した犠牲者の数の人数は世界から失われているらしい。
シミュレーションゲームとかで、名前がついている仲間のキャラクターが戦闘で死亡すると、次の戦闘ではパーティーから失われてしまう、みたいな感じかも?
せっかく育成したのに、うわぁ、やっちまった、イベントが発生しないってなる。イベントが用意されているキャラクターが死亡すると、小さなイベントが発生条件になっている隠れイベントが発生しない。
この世界では名前もないモブキャラクターは、自動で補充され続けているということだろう。
先代の覇王は、モブキャラクターをいくら消滅させても補充されると気がついたのかもしれない。
先代の覇王は、女王殺害というイベントを発生させてしまった。その結果、新しい女王の配下になった職業スキル持ちの仲間キャラがイベントの効果で強化されたのだろう。
そして、討伐された。
先代の覇王の二の舞になるのはごめんだ。
どうすればいい?

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