淫蕩王伝―再誕― 110
「はぁん、ユタカさまぁ、ユタカさまぁ…」
「ネリーさんの洗い方、すごくいいよ。」
ネリーの表情と声が快感で少しずつ蕩けてゆく。
(ユタカさまってすごく太くて硬くて、それなのにお顔は綺麗で…)
いまや女穴は巨根をきゅいきゅい締め付けて。
半ば本能の赴くままに腰を振るネリーだった。
むしろ豊のほうが、突き上げたくなるのを抑えていたほどだ。それだけネリーが可愛いのだ。
巨根の根元にどんどん快感が集まってくる。射精しろと精液が騒いでいるかのようだ。
「ユタカさまが、私の中でゴリゴリこすれてぇ…」
「ネリーさんこそ、中キツキツだよ。すごくいいよ!」
ネリーの腰の動きがどんどん激しくなる。豊にとっては、セックスがまだ不慣れなはずのネリーが大丈夫か心配なくらいだ。
だが、どんどん腰に快感が集まってくる。
それはネリーも同じらしい。上気してほほを紅く染めている。
「はぁん、ああん!」
「ネリーさんっ!」
彼女の腰がみだらに揺れ、巨根から快感を絞り集める。
そんな彼女が可愛くて、豊は胸を揉む手に少し、力を込めた。
ずにゅっ、ずにゅっ…
ネリーの腰が前後し、長いストロークで巨根を絞る。
「んっはぁ…あっ…」
「ネリーさん、僕、もう…」
実際、豊はもう射精してしまいそうだった。
「もう、少しですっ、洗い、終わりますからっ!」
ずちゅっ、ぐちゅっ、ずにゅっ…
ネリーの腰の動きが速くなった。ラストスパートに入ったのだ。子宮も降りてきている。
男根と女穴が、ずりずりこすれる。
「ああん、いいっ、あっ!」
いまやネリーは巨根を洗うという名目を忘れたかのように腰を振っている。
「ネリーさん、すごい締め付けだよ!」
豊の手の中でネリーの胸が揺れ、形を変える。
そしてまず、ネリーが絶頂した。
「うっ、あっ、あっ、イくぅ!!」
雷に打たれたかのようにネリーの身体が震え、ひときわ強烈な締め付け。そして脱力する。
倒れこんできた彼女を受け止めながら、豊も絶頂した。
「うっ!!!」
どくっ、どびゅどびゅどびゅどびゅっ!どびゅどびゅどびゅどびゅっ!
ネリーの女穴のいちばん奥で、巨根が膨れ上がると強烈な射精を開始した。
股間から、電撃に打たれるように強い快感。
射精を続けながら、豊はネリーの背中を優しく撫でていた。
「ユタカさま…私、あなたのものですよね?」
「そうだよ…離さないよ…ちゃんと、迎えに来るからね。」
「嬉しいっ!!信じていいんですね!!」
「もちろんさ。信じてくれれば、僕も頑張れるよ。」
繋がったまま、お互いにしっかりと抱き合うのだった。
しばらく繋がったまま抱き合って、心通わせていた二人だったが、やがてネリーは彼の上から離れた。膨大な魔力を持つ精液特有の甘い香りがあたりに漂う。
「もう一度綺麗にいたしますね。」
豊の横に腰を下ろすと、彼の股間に顔を近づけ。
お掃除フェラをはじめるのだった。
じゅるじゅると、淫らな音がして、巨根に付着した精液が口の中へ消えてゆく。
ほどなくしてネリーが頭を上げると、勃起しきった巨根は綺麗な姿を見せていた。
こくりと喉を鳴らしてから一言。
「うふふ。おいしかったです。ごちそうさまでした。綺麗になりましたよ。」
その笑顔はとても幸せそうで。
ようやく豊も安心したのだった。
それから豊はゆったりと湯につかって風呂を出たのだった。
(ふう、いい湯だった…どうやらネリーさんも怒りを解いてくれたみたいでよかったよ。)
「耐熱ジェル、できたでしょうか…?」
「明日にならないとわからないわね。」
(そういえば、セーラさんとのデートをネリーさんに見られたんだった。いずれはネリーさんのことをみんなに話さないといけないし、いつ話そうか。)
考える豊と、そんな彼をきょとんとした顔で見るセーラ。夕食での光景である。
「おっ。どうしたユタカ。深刻な顔して。セーラとのデートが不首尾だったのか?」
「いや、そんなことないです。」
「素敵なデートでした。」
野外セックスを思い出して、ちょっと恥ずかし気な豊とセーラ。ようやく柔らかくなりかけていた豊の股間が再び硬くなる。
「楽しんだみたいね。おかげで私もレイラと楽しめたわ。でもユタカ君、昨日レイラと何したのかしら?レイラったら甘い液体を漏らしてたわよ。これは近いうちに私も…」
「ちょっ…おい、エリカ!」
慌ててツッコむレイラだが、女穴が濡れてくるのまでは抑えきれない。
そしてにぎやかな夕食を終えて、ゆっくり眠って、翌日。
「耐熱ジェル、できたでしょうか…?」
「一日待ったから、大丈夫よセーラちゃん。」
「リムさんは仕事はちゃんとしてくれそうに見えました。僕は大丈夫だと思います。」
朝食時のひとこまである。