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淫蕩王伝―再誕―
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩王伝―再誕― 108

 湯気が漂う中、湯女のネリーが入ってきた。彼女の出現に豊が喜色を浮かべたが…
「ユタカさま…」
(ユ、ユタカさま…よりによって、こんな日に…ううん、負けられないわ。)
「ん?どうしたの?」
「いえ、なんでもありません。お洗いいたしますね。」
 昼間の豊のデートを思い出して複雑な気分になったネリー。
(ネリーさん、どうしたんだろう…まさか…どうしよう…?)
 豊は彼女に何かあったことに気づいたが、ネリーは豊が切り出し方に悩むうちに手際よく準備を整える。
 この辺りはさすがにプロである。
 裸の豊の背中を丁寧に洗ってゆく。
 そして背中を洗い終えたところで、豊の背後からしゅるりと衣擦れのような音がする。
(えっ??)
 むにゅりと、温かく柔らかいものが背中に押し当てられる感覚。
「ユタカ…さま…」
「あの…ネリーさん?」
 何とネリーはおっぱいで背中を洗っていたのだ。
(これはこれで嬉しいけど…やっぱり恥ずかしいのかな。いや、それだけだろうか?)
 だが同時に豊は興奮していた。当然巨根が固く力強くなる。
「無理…しなくていいんだよ。」
 おずおずと声をかける豊。
「いえ。無理してませんから。」
 だがネリーはぴしっと返した。
(ユタカさまは私の…私の…誰にも渡したくない…)
「私の身体で洗われては嫌ですか?」
「い、いや…そんなことはない…けど…」
 豊は緊張して、巨根以外も固くなってしまう。
 ぐるりと円を描くように胸をなぞらせたり、上下にこすったり。
(なんかネリーさん、とばしてるな…やっぱり何かあったよな…でも、気持ちいい…)
「何かご注文はございますか?」
「いや…このまま…」
「かしこまりました。」
 やや押し殺したような声で返事して、ネリーの胸が、豊の背中全体を動き回る。
(やだ、ユタカさまにおっぱいをすりつけてると気持ちいい…)
 Dカップの胸で、揉むようにこすったり、左右に振るようにこすったり、快感電流を豊の背中に与えながら、はいまわっている。

「はい。これでおしまいです。次は腕ですね。」
 今度は最初からネリーは胸で洗い始めた。
 豊の右腕を取り、自分の胸の谷間に挟み込む。
(やっぱり、おもちものは勃起なさってるのね。)
 いまや豊の巨根が20pを超える威容を誇って勃起しているさまが、横にいるネリーの目に入った。
「あの…ネリーさん、普通に洗わないの…?」
「あの…お嫌ですか?」
 不安げな顔を作ってネリーは聞き返した。
「そ、そんなことないから!」
「よかった…。」
 ドキっとした豊が慌てて答えると、ネリーは明らかに安堵した。
(胸でお客様を洗ってさし上げたのは初めてだけど…アメリアお姉ちゃんに教わったのがこんな時に役立つなんて。ありがとう。お姉ちゃん。)
 胸中で姉貴分に感謝しながら、胸で豊の腕を洗い続ける。
 一通り洗い終えると、自分の手で豊の指先などの細かい個所を洗ってゆく。
 胸をはだけたままで細かく洗ってくれるネリーを、豊は恥ずかしがりながら眺めていた。そして気が付いた。
(そうだよな…ネリーさんも恥ずかしくないわけがないよな。頑張って尽くしてくれているんだよね…)
 そして、同じように左腕も胸で洗ってもらった。
 むにゅむにゅと、張りのあるおっぱいが腕の上を這いまわる肌触りが気持ちいい。
 湯気で水気を帯びた装束が、ネリーの肌にしっとりと張り付いていて。
 まるではだけた胸で洗われる腕が、男根になったかのようだ。そう思うと巨根がさらに硬くなる。
 そうして、左腕も洗い終わった。

「あの…ユタカさま、失礼します。こちらに。」
 誘われて、椅子から立ち上がる豊。
「えいっ。」
「えっ?」
 ネリーにのしかかられ、豊は椅子の横に押し倒されて尻もちをついてしまう。床は冷たくはない。
「前と足を洗わせていただきます。」
 Dカップの胸が、豊の胸板の上を行きかうように洗ってゆく。
 その鬼気迫るような表情を見ているうちに豊はふとひらめいた。
(ひょっとして、誰かとの何かを見られたのかな…どうしよう。誰といるところを見られたんだろう??)
 みるみる豊の心の中に、不安が広がる。あたりに広がる湯気のように。
 胸で豊を洗いながらネリーは思った。
(前も思ったけどユタカさまって結構たくましい…それに本当にすごく硬くて…今までのお客様で一番立派だわ。)

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