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巨乳村
官能リレー小説 - ハーレム

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巨乳村 1


この日本の何処かに、“巨乳村”なるモノが存在するらしい。

そこは皆の女性で巨乳ばかり、男にとってはまさに夢の楽園であることに間違いないだろう。しかし、その村を見たと言う存在は今だゼロでありその村は半ば都市伝説になっている。

「ついに見つけた・・・。 ここが、巨乳村か・・・」
ある山奥、その存在を確認した上原誠(うえはらまこと)は、感動の極みに達していた。巨乳村の存在は半ば都市伝説になっており、その伝説を証明しようと数多くの男性が探し回ったが、見つけられずに帰ってくる事がほとんどであったからだ。

「良かったんだが・・・。 腹が・・・」
此処に来るまで、手持ちの食料をほとんど食べてしまった彼は猛烈な空腹感に満ちていた。最後に食事らしきものを取ったのは此処に着く、五日前で後は水で誤魔化しきたのだ。

よって・・・

「腹減った・・・・」 バタリッ。
あまりの空腹で誠はその場で倒れてしまった。
しかし、そんな彼の頭上に一つの人影が出来る。そして、その人影の持ち主は彼を見るや否や、若干興奮するも彼を背負い、そのまま村に向かって足を向けた。

ーーーぺちぺち・・・

「う、うんん・・・・、ここは?」

「あっ。 ようやく起きたんだね? ちょっと待っててくれる? 今、バーバを呼んでくるから」

顔に触る何かの触感に目を覚ます。
まず始めに彼が見たモノは、女性である。自分と同年代か少し上に見える彼女は、彼が起きるのを見ると一言置いてどこかに行ってしまった。

一人きりになった彼は今の現状の把握に努めたが、腹が減って倒れた瞬間の記憶と、今のこの状況を見て彼はすぐに理解する。

「ああ、俺さっきの彼女に助けられたのか・・・しっかしこれは・・・」

そう、彼が言うのも無理は無いだろう。彼が寝かされた部屋はもはや映画でしか見れないような、木造で統一されているのだから。


電気も通っていないらしく、枕元には行灯が置いてあった。
(う〜ん…まさに秘境だ)

そんな事を考えていると、先程の女が二人の女を連れて戻って来た。
(うおぉ…っ!!)
彼女達を見た誠はこみ上げる興奮を抑えきれなかった。
三人は江戸時代の農民のような着物を身にまとっている。
そして全員が揃いも揃って巨乳・爆乳ばかりで、胸元から胸の谷間をのぞかせていた。
その中の一番年上らしき女が進み出て、三つ指をついて誠に挨拶した。
「初めまして。私はこの村の長老、お律と申します」
「あ、上原誠です。どうぞ、よろしく…」
長老とは言うものの、お律の外見は三十代後半くらいにしか見えない。
お律は後ろの二人を紹介した。
「これは私の娘のお凛と孫のお初でございます」
最初の女ともう一人の女が頭を下げる。
(孫だったのか…そういやバアバって言ってたもんな。するとこの律って女は一体何歳なんだ?)
だが、その疑問の言葉に代わって誠から出て来たのは空腹を告げる腹の音だった。
グゥ〜…
「あらあら、誠様ったら…これ、お初。何か食べ物を持って来ておあげなさい」
「は〜い」
お初は奥の間に消えた。
「いやぁ…すいません。何せここ数日ずっと食べてなくて…」
「それはいけませんわ。たんと召し上がって精を付けていただかないと…」
このお律の言葉に含まれた意味を誠はすぐに知る事となるのである。

「いやぁ〜食った食ったぁ!ご馳走さまでした。生き返った気分です」
小一時間後、誠は満腹の腹を抱えてひっくり返っていた。
用意された飯は玄米や魚や菜っ葉の味噌汁などの粗食だったが相当な量があった。
それを誠は全て平らげたのだ。
食いながら聞いたところによると、この村は外界との接触を断ってからもう300年になるという。
言い伝えでは外界に通じる唯一の道が土砂崩れ埋まってしまったのだそうだ。
そして300年経つが、何の不自由も無く現在まで暮らしているという。

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