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牧場物語
官能リレー小説 - ハーレム

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牧場物語 15

そういうことを加味するとシオンの3度目の妊娠はもちろんの事、僅か9人しかいない乳牛の内3人が妊娠中というのはある種の奇跡といえる。
また今は妊娠していないが、ユキ、メイも2人の娘を産んでいる。
(ユキの娘がカナとユノ、メイの子供がモナとセレス)
そんなに乳牛が妊娠する理由や妊娠させる理由について零夜は以前同業の牧場主に
「あんまり深く考えていない、自然がいいんだよおもうよ」
と答えている。
妊娠すると乳牛たちのミルクの生産量は著しく低下する。
乳牛によっては全く出なくなるのもいる。
そして体調の変化が大きくなり、激しい運動もできなくなる。
そして産まれてきた娘が親の特徴必ず受け継ぐとも限らない。
つまり乳牛業者としては乳牛を妊娠させて子供を産ませるというのはリスクが大きいのだ。
そのためある程度育った乳牛を他から購入するほうが高価ではあるが現時点では利益を考えると効率が良いとされている。


「さて、ミナ」
「はい?なんでしょうか?」
零夜はシオンとこっそり近づいたトウカを抱きながらミナに言う。

「今は自由時間なんだけど、ミナは何をしていいか判らないだろうからこれから厨房に行ってメイとリタの手伝いをして」
「え?は、はい」
「レミとラミは大丈夫、レティがいるから何かあれば直ぐ知らせてくるよ」
(まぁボールみたいに扱われてたけどね……)
「いえ、あの」
「道順ならライルがもう直ぐ来るからついて行って」
「は、はいでも……」
「ああ、僕のこと?正直悪いんだけど寝かせて」
「おいしい料理習ってね」
そう言われるとミナはもう言えることがなかった。
ミナは少々渋々と立ち上がり部屋を出て行く。
 バタン
扉のしまる音がする。
「ご主人様ちょっとあれじゃないの??」
抱きついていたトウカが言う。
零夜は少し考えた後
「トウカの言うことも判るんだけどさ」
零夜にもう用は済んだあっち行ってと言われたとミナが思うと言う事だろう。
「とりあえず、疲れたのは事実なんだよごめん寝かせて」
零夜はそう言う。
「はいはい、おいで零夜。ママの所においで」
シオンは零夜にそう言う。
シオンは抱きつくのやめて正座をして零夜を笑顔で呼び寄せる。

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