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侍物語〜ふたなり侍〜
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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侍物語〜ふたなり侍〜 8

「ああ・・・ああっ・・・・・・・」

二人は舌を出し空気を舐めながら達した余韻に浸った。

だが、静江は直ぐに回復したのか静の後頭部を足で挟むと自分の所へ持って来させた。

「し、静さん・・・素敵、でした・・・・・・・」

熱っぽい顔で静に言う静江。

明らかに快楽に浸った牝の貌だった。

「貴方も、ね・・・静江」

静は汗ばんだ静江に微笑むと唇を吸った。

「んっ・・・・・・・・」

静江は静の口付けを受けながら足を離し両手で静の後頭部を固定した。

未だに貫かれながら。

それから再び二人は快楽を貪り合った。

今度は静江が静の肉棒を奉仕し、一度口内に吐き出した。

そして騎乗位で一回、交差位で三回、立位で一回・・・・合計六回ほど快楽を貪り合った。

お陰でスッカリ日は暮れてしまった。

それでも静は静江と離れなかった。

茶室で二人は類い稀なる美しく淫らな肢体を曝しながら抱き合っていた。

「静さん・・・私を、捨てないで下さいね?」

静江は幼い娘のように静に懇願した。

「捨てませんよ。ねぇ、静江さん。これから私と暮らさない?」

「静さんと?」

「えぇ。もう娘達も良い歳だし貴方には夫も居るわ。ここは夫に任せて私の仕事を手伝ってくれない?」

そうすれば毎日貴方を抱ける、と静は言った。

「良いですよ」

静江はあっさりと受け入れた。

「ありがとう。静江さん」

礼を言いながら静は静江の唇をまた吸った。

そしてその翌日、朝早く二人は鬼門堂へと共に向かった。

静江は家に手紙で「静さんの仕事を手伝いに行きます」と書き添えを残した。

静江の隣を歩く静は静江をこれからどうするか考えていた。

『静江さんにはどんな衣服が良いかしら?』

静江はどちらかというとバランスが取れた肢体をしている。

だから、何を着ても似合うだろう。

そうなると衣服を選ぶのも困るが逆に面白い。

『楽しみだわ・・・・・・』

静江にはどんな衣服が似合うのか・・・・・・

それを考えるだけで静は微笑が止まらなかった。

鬼門堂で待っていたのは瑞穂だった。

瑞穂はレオタード型の忍者服に身を包み、どうやら静の帰りを待っていたらしい。

勿論、表向きの瑞穂しか知らない静江は目を丸くする。

勝気で凛とした美少女剣士が、薄いハイレグのレオタード・・・

はっきりと巨大な乳塊の形が分かるだけでなく乳輪まで浮かび上がり、下腹部も恥毛がうっすらと映り割れ目の形まで分かる。

普段の瑞穂を知る者なら確かに目を丸くして驚く程の相当に卑猥な忍者服だった。

「おかえりなさいませ、お母様」

「ただいま、瑞穂・・・首尾はどうかしら?」

静江の事など気にせず、静は瑞穂を抱き寄せ唇を奪う。

「はあぁ・・・お母様の云い付け通り忍んでまいりました・・・」

「いい子ね・・・報告しなさい」

静は瑞穂を抱き寄せたまま胸を揉み微笑んでそう言った。
































瑞穂は昨晩、静に命ぜられた通り忍衣装で闇夜を飛ぶように疾走する。

厳しい修練と母譲りの身体能力は、瑞穂を忍者と変わらぬ動きを可能にしていた。

瑞穂の目指した先は、一軒の豪商の邸宅。

『大黒屋』と号すその邸宅は、彼女にとって良く見知った父の実家であった。

現在は父の兄、つまり伯父がそこを継いでいた。

そこに何故忍び込んだのか・・・

瑞穂は理解していなかったが、母の命であれば行かぬ訳にはいかない。

そう思い屋根裏に忍び込んだ瑞穂だったが、そこで見てしまった光景に息を飲む。

そこには、裸にされ伯父に弄られて甘い声を出す妹・・・朱美の姿があった。

確か、ここの後妻であり親類である雪乃に誘われてのお泊りだったが、まさかこうなってるとは思いもしなかった。

「うあぁん・・・おじちゃまぁ・・・きもちいいよぉ・・・」

身体の発育は静の娘らしく良いが、朱美にはまだ性の知識は無い筈だ。

それにつけ込んで『手習い』と称してこの伯父は幼い朱美をいいように弄んでいるのだ。

「いい子だね、朱美ちゃんは・・・もっと気持ちよくなってごらん、そうすればご褒美にお菓子をあげるよ」


そう言う言葉は優しいが、伯父の表情は欲望でギラついている。

かつて、父親が瑞穂を弄んだ時と同じ表情だ。

瑞穂は怒りと同時に股が濡れてしまうのを感じていた。

「後生です・・・旦那様ぁ・・・」

部屋の隅からか細い声が聞こえ、瑞穂はそちらを見る。

そこには全裸で股を大きく開き縛られた雪乃がいた。

雪乃は瑞穂より少し年上で共に静から剣を学んだ仲だ。

雪乃は静を師匠としてだけでなく姉と慕い、瑞穂にとって好敵手であり姉のような存在・・・

雪乃が大黒屋に嫁いでからも変わらず親しく付き合ってる仲だ。

その雪乃の瞳は瑞穂が見たこともないぐらいに欲情にまみれていた。

「そうだな、雪乃はよくやってる・・・」

伯父はこれ以上無いどす黒い笑みで雪乃を見る。

「雪乃の口ぞえで理緒ちゃんもお奉行様の所に行ってくれたのだからな・・・お奉行様も理緒ちゃんの身体はたいそうお気に入りで、お陰でよい商売ができる・・・」

瑞穂は怒りで震えながらも息を殺す。


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