侍物語〜ふたなり侍〜 1
江戸の北側にある町・・・「鬼門町」・・・・・・・・
名前の通り北は鬼門。
その為、普通の民家もとい長屋などは無く、怪し気な店などが数多くある。
その中でも一際目立つ店がある。
名前は「鬼門堂」と呼ばれる店で西洋から取り寄せた品物を売っている所だ。
主に性に関する物で、ここで手に入らない物は無いと言われる程の品揃えである。
そんな店の主は静と言う20代後半の女性だ。
静は剣術道場も営んでいるが、最近は流行らないのかまるで人が来ない。
その為、ここで働いている。
だが、ここでの商売はそれほど忙しい訳ではない。
客は来たら欲しい商品を紙に書き、それを壁の間に作った穴に入れる。
すると商品が出て来るので、それを受け取り金を払うだけ。
プライバシーを護る為の処置だ。
そういう事もあり静は思う存分、ここでの生活を楽しんでいた。
今もそうだ。
穴から手紙が出てきた。
静は汗ばんだ手でそれを取ると商品を見た。
『・・・双頭バイブを1個』
直ぐ近くにあった双頭バイブを取ると、穴から出す。
すると直ぐに金が出てきた。
それと同時に戸が閉まる音もした。
「さぁ、客は帰ったから声を出して良いわよ?・・・瑞穂」
静は汗ばんだ手で、両手で口を抑えていた愛娘である長女・・・瑞穂の手を退かした。
「あんっ!お、お母様っ。もっと・・・もっと、瑞穂を奥まで突いて下さい!!ず、瑞穂、もっとお母様の物を感じたいです!!」
瑞穂は大きな声で母であり、自身を貫いている静に懇願した。
静には秘密がある。
それは・・・ふたなりである事。
これには理由があるのだが、今は語らないでおこう。
「もっと奥まで?可愛い事を言ってくれるわね。瑞穂・・・お望み通りにして上げるわ」
静は愛娘の懇願に妙麗な笑みを浮かべながら自身の秘部から突き出た肉棒を瑞穂の奥へと更に入れた。
「あ・・・ああっ。お母様っお母様っ」
瑞穂は後ろから突かれながら叫んだ。
叫びながらも瑞穂の秘部は静の肉棒をきつく咥え込んで放さない。
「うっくぅ・・・瑞穂、絞め付けが前より強いわね」
静は僅かに呻きながらも瑞穂の中に嘆息した。
瑞穂の中は良い感じの中だった。
静と親子だから身体の相性が良いのかも知れない。
だがそれ以上に何度も瑞穂を貫いているが未だに飽きない。
いや、抱く度に瑞穂の中に惹かれる。
そして中に出したい、という欲求に襲われて出してしまう。
瑞穂の秘所が静の肉棒を更に強く絞め付ける。
「ああ・・・瑞穂・・・また、中に・・・んふぅ・・・出すわ!!」
静は強く絞め付ける瑞穂の秘所を更に奥まで突いた。
「お母様っ。出して下さい・・・瑞穂にお母様の子種を下さいっ。い、イクッ。イキますっ」
「私も・・・・イクッ」
二人は同時に達した。
静は瑞穂の尻を掴むと、身体を震わせた。
瑞穂は壁に爪を立て声にならない悲鳴を上げた。
互いに汗ばんだ身体を密着させる二人は暫く快楽の余韻に耽った。
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快楽の余韻を十分に楽しんだ静は一人、鬼門堂にあるシャワーを冷たい水で浴びていた。
秘所には先ほど瑞穂を貫いていた肉棒は無かった。
「自分の思いのままに出せるなんて便利な物ね」
静は喉に冷たい水を当てながら一人呟いた。
静はふたなりであるが、ただのふたなりではない。
自分の思いのままに肉棒を出す事が出来るのだ。
シャワーを浴びていた静だが、突然壁に両手を付いた。。
「あっ・・・・あんっ・・・うぁ・・・・・」
静は秘所を見た。
秘所から先端が丸い物が出てきた・・・肉棒だった。
少しずつ肉棒は静の秘所から出てきたが・・・やがて大きくなり始めた。
最初に出た先端は人の手に変わり始めた。
そして少しずつだが外へ出ている。
その度に静は喘いだ。
「あ、・・・ああ!!駄目っ」
静は壁に爪を立て声を荒げた。
プシャ、と音と共に静の秘所から人が出てきた。
まるで出産だが、出てきた人の身体は大きかった。
「ふぅ・・・相変わらず絞め付けが半端ではないな。静」
出てきた人は全裸姿の男だった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・予告も無しに出るな、と言っているでしょ?」
静は息を整えながら下から男を睨み上げた。
「それは謝る。だが、今は瑞穂が居ない。・・・お主を抱ける」
男は口端を上げて笑ってみせた。
静はその笑みを見て僅かに顔を引き攣らせた。
男の名はマーズ。
静の肉棒である。
肉棒が何故、人型になるのか?
それは今から半年ほど前に遡る。
静は身体の渇きを沈めたい一心で鬼門堂からある物を手に入れた。
黒い肉棒。
バイブだと最初は思っていたが、そうではなかった。
バイブにはスイッチがあるのだが・・・これには無い。
なら自分で出し入れするのだろうと思い、秘所に入れたのが始まりだった。
肉棒は勝手に動き静の秘所に入ったのだ。
突然の事に静は驚くと同時に恐怖して取ろうとしたが、肉棒は黒い線を太腿に張り巡らせて取れなくした。
意思があるのだ、と静は直ぐに悟ったが時すでに遅し、だった・・・・・
それからは肉棒に突かれ、中出しをされる毎日だった。
稽古中、食事中、入浴中、外出中・・・全ての時間、肉棒に犯され続けた。
最初こそ静は嘆き悲しんだが、何時しかそれが快楽へと変わり始めた。
それから数日後、夢を見た。
その夢に出てきたのは肉棒自身だった。
自分はマーズだと名乗り静の秘所は大変な名器だと褒めた。
女として喜ぶべきなのか?と自問自答する静にマーズはこう言った。
『我は、そなたが気に入った。離れろと言われても離れん。そなたは我の女だ』
これを言われた静としては堪った物じゃないとばかりに激怒した。
しかし、マーズはそれを涼しげな顔で受け止めてこう続けた。
『そなたに我の力を貸す。それにもう下手な真似はしない』
だから、お互いに共存しようと提案したのだ。
静は暫し悩んだがその力に興味もあったし、快楽も欲しかったから受け入れる事にした。
そして今に至る。