プライド高き悪の女王 2
シュッシュ…ジュボッジュボッ
絶頂が近いと感じたジャミアは、上下に扱くスピードを早めていく。
溢れる唾液、いやらしく絡まる舌、それらの淫らな行為がファルミアを絶頂に導いていく。
「あ、あ、わらわはもう…ぁあああああ」
ガクガクと痙攣するとファルミアはジャミアの口膣に精子を盛大にぶちまけた。
口から精液が溢れ、ジャミアの美しい顔を汚していく。
「けほけほ…」
思わずむせ返るジャミアであったが、すぐに残った精液を舐めとっていく。
肩で息するファルミアであったが、溜まったのを吐き出したのか、恍惚な表情だ。
「はぁはぁ。うふふ…さ、さすがはジャミラだ。いい味だったぞ」
「ん…ちゅぷ、は、はい。ありがとうございます、ファルミア様!」
上気した表情でジャミラは鈴口に残った精液を吸いだしていく。
とたんに萎えていた剛直が、再び元気を取り戻していった。
☆☆☆
ダークファミリア城のある異世界は、アルティミアと呼ばれている。
広大な海に、大小の3つの大陸と無数の島々からなり、温暖な気候を含む世界である。
3つの大陸の内、最大の大陸はメダリオンと呼ばれ、肥沃で広大な平野と中央山脈があり
住む人々も様々な民族で構成されている。
その中央山脈にある険しい山岳地帯にこの城がある。
かつては、大陸全土を支配した強大な神聖メダリオン帝国が栄え、他の大陸をも支配する勢いだったが、今から70年前に
王族同士の内紛により帝国は崩壊し、今は17の諸侯国に分かれ、それぞれが覇を争っていた。
城の女王ファルミア・ラ・ファーレンは神魔族出身で、神聖メダリオン帝国によって滅ぼされた一族の末裔である。
帝国亡きあと分断されていた魔族の勢いを復活し、自ら生み出した不死軍団を率いて大陸を我が物にせんと動き出した。
特にファルミア直属の「三蛇」の魔力はすさまじく、連合した数万の諸侯の軍団を一瞬にして壊滅させてしまった。
だが、大陸の半分を支配した所で聖天使ラブキュアとその仲間の出現によって、戦線は後退し、広大な支配
地域を失ってしまったのである。
ファルミアはラブキュアを亡きものにしようと、魔物を差し向けたが、尽く返り討ちにされたのが現状だった。
ジャミラが来たのはそんな時である。
「では、ジャミラよ。わらわの所に来るがよい」
玉座に座ったまま、手招きをする。
「はい、ファルミア様」
潤んだ紅い瞳と上気した表情でジャミラは近づく。
眼下には、豪華なドレスの裾から浮き出たファルミアの剛直が、先端から液体を滴らせながら待ちかまえている。
太く血管の浮き出たその凶暴な姿に思わず『ああん…』とジャミラは妄想で軽くイってしまう。
「ふふ、ジャミラはイヤラシイ女だな。そんなにわらわのモノが欲しいのか?」
「は、はい。欲しい…です」
ファルミアからくる甘い匂い。
それは、さっきより強い精の匂い───
「…あ、あ、ああ、ああ」
それは淫魔としての恍惚。
その場で蹲るジャミラ。
「あ、あ、ほ、欲しい…」
精の匂いでジャミラは淫魔に目覚める。
ファルミアと同じ神魔族であるジャミラのもう一つの顔。
それは男の精を糧にする淫魔。
青いロングストレートは、鮮やかなブロンドに変わる。上着の軍服は瞬く間に漆黒に染まると、溶岩が流れ落ちるように、どろどろと溶け落ちていく
と大きくて形のいい乳房が現れる。それも普段よりもひとまわり大きくなり、重力に負けずしっかりと上向いている。
ピンクの先端はピンっと勃起して見るからにイヤラシイ。
褐色だった肌は、白くきめ細やかになり、背中は膨れ上がったかと思うと、黒い蝙蝠ような翼が広がる。
体内の尾てい骨も変化するとホットパンツを突き破り黒い尻尾が出現した。
「はふ…」
ゆっくりと立ち上がる。その顔はより妖艶で美しい。
「ふぁ…どうか、どうか下さいませ。ファルミラ様のおちんぽが欲しくてたまらないのですぅ」
鼻にかかった声でジャミラは懇願する。
「わ、私、もう我慢できません」
ジャミラはエナメル質のホットパンツに手をあてる。すると股間部分がパクリと
開き、赤く熟した女性器が現れた。
既にそこは十分濡れぼそり、つつっと滴が太腿まで垂れている。
それを見たファルミアはさらに剛直を煮えたぎらせていく。
「ふふ…よろしい。ではジャミラよ、来るがいい」
「はい。……あ、あああ…」