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武はもう一度、スリットを確かめる。
それは確かにあった。
弾力のある柔らかい肉がピッタリと閉じていて、中はシットリとて熱を帯びていた。
「これって…?」
武はハッとしてシャツの上から胸を探ってみた。
腕立てや懸垂で鍛えたはずの胸筋は外見は大差ないが弾力を帯びていた。
「何なんだよコレ?」
武はトイレではどうしようもないと取りあえず出て部屋に戻った。
服を脱いで机の上の鏡を掴むと股間を映した。
見慣れたペニスは一回り大きくなってる気がした。
しかし、その付け根からは睾丸は消え、その代わり肉丘ができ、その間に吸い込まれている。
肉丘を開いてみるとそこはネット画像で見たと粉のある女性の性器になっていた。
「これって…マ○コ?」
武は恐る恐るそれに触れてみた。
「痛っってか滲みる」
乾いた手で粘膜に触れたせいか予想に反して痛みに手を引っ込めてしまった。
「どうしよう…。取りあえず今日は様子を見て明日医者に行くか?」
携帯電話のアラームが登校時間を知らせると武は服を着直して学校に向かった。
*無綵高等男子学校*
校内はいつもと違う熱を帯びたざわめきに包まれていた。
「お前もか?」
「うん。思わず願っちまった」
「これだけおんなじ願いをしてたら」
「ハハハ!叶っちまったりして?」
全校生徒の視線が武に刺さり、武は居心地悪そうに身動ぎしながら教室に入るが、教室でもイタイ視線が武を貫いた。
「おーっす!武!」
「おはよう」
武はクラスメイトに元気のない返事をした。
「なあ、武。お前、体に変化ないか?」
「変化?例えば?」
「例えば〜チ○コ無くなったとか」
「あるって」
「マヂ?」
「今朝、元気にチ○コからシッコ出した」
「いっか〜ん!いかん!いかん!!いか〜ん!!!女の子がチ○コとかシッコとか言っちゃいか〜ん!」