F×3 8
「ニュル〜ニュルルル〜!」
ホールワームは苦しみもがきそして動かなくなる。
「と…止まった?」
ソニアはホールワームの死骸からチ○ポを抜くとすっかり治まり萎えていた。
『これこそ、性戦士の破邪の力です』
ジャンヌの声がソニアの頭に響く…
「破邪の力?」
『そうです、今の魔物は低級魔族なので直ぐに滅してしまいましたが、上級魔族はこんなに簡単に滅することはできません。あなたはこれから各地を周り私の遺した性技を体得するのです。」
「性技ですか?」
『そうです、そのためにもまずは下山しましょう」
ホールローパーとの戦いであられもない姿になってしまったソニアは身支度を済ませジャンヌの導きに従い麓へと歩みを進め様とする。
「あれは…」
ホールローパーの死骸の一部が光り輝いていることに気が付く。
「ニュルル〜ん」
光は死骸から飛び出しソニアの元へと近づいてくる。
「あなた…」
ソレは、黄金に輝く手のひらサイズのホールローパーでなぜか翼が生えている。
ゴールデンホールローパーかつてジャンヌがペットとして飼っていたとされる伝説の性獣。
現在はその存在を確認されていない絶滅種と言われているのだがホールローパーがソニアの精液により何らかの影響が出て復活したのだろうか?
「ニュニュ〜」
会話は成立しないし表情もわからないが何か仲間になりたそうな雰囲気を醸し出している。
「イイわよ。一緒に行こう」
ソニアはゴールデンホールローパーにニュルと名前を付け連れて行く事にした。
意思の疎通の取れない相手でも、一人じゃ無いと思えるだけで足取りは軽くなり、あっという間に麓の村にたどり着く。
「あれ?」
村の様子は聞いていたものとは違い荒れ果てている。取り敢えず情報収集をしようと人を探す事にする。
民家は数件あるが人気は無く、結果誰にも会う事無く村の中心の教会に辿り着いた。
「すみませ〜ん」
ソニアは教会の扉を開ける。