ふたなり転生 変態JKと伝説の邪竜 27
そして、そんな葛藤も出来ないほどの気持ち良さに包まれる。
「こ…これが、オマエの言うセッ…クスなのかァ?」
「これ・・・・かなぁ?」
ぽのかの答えは聞き取れなかった。射精と当時に多幸感に包まれ方針状態になってしまった。
ぽのかが勇者として認められた瞬間であった。
世界を混乱に陥れた怨敵の1人、その敗北した姿を誰もが嘲笑ってやろうと固唾を飲んでいた。
しかし、ぽのかはそれを良しとしなかった。憎い相手であろうと情けをかける姿に感動したのであった。
そして翌日、穂乃花はフィメーラの元に呼び出された。
「ぽのか様、昨日はありがとうございました。恥ずかしいところをお見せしてしまいましたが元気ですから。」
フィメーラはベッドから起き上がると寝間着を脱ぎ裸になる。魔法の効果がきれたのか胸のハートマークは消えている。
しかし、下腹部、子宮の辺りに紋章が浮かんでいた…
「ぽのか様、大変な事になってしまいました…」
穂乃花に声をかけたのは宮廷魔術のサーレスだった。
「王家の方にはお世継ぎを身籠っていただく必要がありますので生まれてから初潮を迎える頃までに時間をかけ魔術で母体を強化する習慣があるのですが…それは、なぜか着床率が低いから始まったものなのです。」
何となく、何がおきたか想像がついた。
「まさか、同時に二人も身籠るとは思いませんでした。」
妊娠は読めたけど一気に二人は予想外だった。
「しかもです。この紋章の子宮のところの色です。二色に別れてますよね。これはぽのか様とガルファがそれぞれ宿したから色が違うのです。」
何か避妊的な魔法は使ってると思ってたけどむしろ妊娠しやすい魔法を使っていたなんて、アレだけ膣で出しまくった訳だし、当たり前といえば当たり前な結果なのかもしれない。
「ポジティブに考えましょうよ。姫の身柄は護れたし、ガルファも望みの子供ができた訳だから。」
私の提案に、
「それはそうなのですが」
サーレスは何か煮え切らない感じだ。
「サーレス、簡単に納得出来ないかもしれませんが私もぽのか様と同じ考えです。これをきっかけにガルファさんと六竜の皆さんと友好的な関係が築ければと思うのです。」
フィメーラはサーレスを諭す。
「は、はい。」
サーレスは引き下がった。