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龍の4戦士
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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龍の4戦士 10


ようやく海岸近くまで辿り着くと、
「どうだ?観光案内にも載ってない良い景色だろ。」

しかし、俺は景色なんて見る余裕なんて無く、
「何が何も考えずに楽しもうだ。」
新が地図を無くした上に度々道を間違えるし、
ついさっきなんかまるで待ち伏せていたかのように怪物が襲ってくるし、
「これなら、家にいた方がまだ良かった。」

ふと見ると、新が服を脱いでいるではないか。
「な、何をするつもりだよ?」
「何って、せっかく海に来たから泳ごうと思って。」

いくら何でも素っ裸は止めろ。誰かに見られたらどうする。
「まあ、お前の行動はある程度予測していたけどな。」
中学の頃、プールの授業で水着を忘れてくるのが少なくなく、
生理で入れなかったりする度に貸していたから、
「ほら、お前の分も持ってきたぞ。」

水着を手渡す際、新の耳に息を吹き掛けてみると、
「アアー、か、感じちまうだろ。」
「やっぱり男になっても耳に息を吹き掛けられるのはダメか。」
「正明、お返しに強制的に脱がすぞ。」
「悪い、悪い、ちょっと試してみただけだ。」

俺と新が泳いでいると、
「先輩、どうしてここに?」

淳と翔も水着姿でやって来たのだが、
何でも家族と一緒に田舎の祖父母の家に泊まりに来たらしく、

「まさか、こんなとこで会えるなんて。」
「それはお互い様だろ。」

淳の奴、また胸が大きくなって、お尻もより丸みを帯びてきた気がするな。
それでいて腰周りはほっそりとして、括れがよりはっきりしてきたし、
腕や脚も引き締まっているじゃないか。

「先輩、さっきからどうしました?」
「な、何でもない。」

戸惑う俺に淳は、
「先輩が女、ボクが男のままだったらこんな風にはなっていなかったかもしれいないって思うんですが」
「ボクって淳、男の娘かよ」
「でも、自分としては女になって良かったと思う半面、男にちょっと未練があって・・・」


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