龍の4戦士 11
すると翔が、
「先輩に淳、そろそろ上がらないと冷えちゃいますよ」
「全く、翔はムードってものが分かってないのね」
少し拗ねた顔を見て、
「淳、自分が思っている以上に女っぽいぞ」
淳と翔の祖父母は突然やって来た俺と新に、
「これっといって変わり映えはしねえが、ゆっくりしていきなさい」
俺も新もただで飯とか食わせて貰うのは何だと思っていたので、食事の用意とか出来るだけ手伝うようにし、
「先輩達、もっとゆっくりしても良いのに」
「いきなりやって来ておいて、泊めさせてくれたから、それぐらいはしないとな」
家にはお風呂が無いので、少し歩いたとこにある小さな温泉に入っているのだが、
「これだと普段と変わらな過ぎるよな」
新の指摘も尤もだ。わざわざ遠くに出掛けた筈が、これでは普段の空手部の光景とあまり変わらないが、
それだから却って落ち着くのかもしれない。
「それにしてもさ新、股間が無防備過ぎだろ」
「別に良いじゃん。細かい事には・・・」
いきなり目の前に巨大な塊が落ちてきて、
「敵の襲来かよ」
何とか避けると裸体にタイツのようなものが直接纏わり付いて、
その上に防具などが装着されるが、
「ウウー、この感触は・・・」
普段では味わえない快感に戸惑いつつも、
俺は炎、翔は衝撃波、淳は冷気、新は光弾をそれぞれ放って敵を撃退するが、
「そ、それにしてもこれって・・・」
「正明達もか」
元に戻ると、触ってもいないのに陰茎から精液が飛び出して、
淳の股間からも透明な汁が漏れていき、
「何か変な感じだな」