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龍の4戦士
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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龍の4戦士 2

シャワーを浴び終えて部室を後にすると、 
 「淳、また居残りかい」 
 「ち、違うよ」 
 翔の従兄弟である龍田淳とばったり出会ったのだが、 
 「龍崎先輩」 

 淳は男になる前の俺、つまり、正美に好意を抱いていて、
 何故か親などを除けば、俺が女だった事を認識している数少ない存在でもあり、  
 「ちょ、ちょっと用を思い出したからもう行くよ」 

 淳がその場を去った後、鎧兜を纏った一団が現われ、 
 一斉に俺に向けて弓を構えており、 
身構えようとすると体が光って、 
 俺には赤、翔には青の防具が装着されていき、 

 「今までと違って数は多いから、油断するな」 
 「は、はい」 
 火炎と衝撃波で次々と蹴散らしていくが、 
 「まだ仲間がいるみたいだ、でも、アイツらどこに行くつもりだ」 

 
 
 「先輩、何で男になってしまったんだよ」 
すると、淳の目の前にさっきのとは色違いの一団が現われ、 
 「何だ、コイツら」 

 淳が逃げようとすると、 
 「龍の戦士を始末する」 
 「そうだ、覚醒する前に」 
 呻き声を上げながら淳を取り囲んで、 
 「龍の戦士ってどういう意味だよ?何だコイツら」 

 突然、淳の体が光り始め、 
 「何だこの感覚、む、胸が」 

ほぼ平らだった胸が徐々に膨らみ始め、 
 反対に股間の膨らみが萎んでいって、腰周わりが括れていき、 
 気が付けば制服が全身タイツのような格好へと変化して、 
 腕や脚、肩などに白い防具、頭に龍を思わせる白いヘルメットが装着され、 

 「お、女に・・・」 
 鎧兜を纏った一団は戸惑う淳をよそに襲い掛かってくるが、 
 矢のようなものが降り注いで、 
 「今の何だ・・・」 

淳が思わず後ろを振り向くと、黒い防具を身に着けた男が、 
 「見ろ、敵はまだ全滅していない、とにかくこっちと同じように構えろ」 
 男と同じように手を構えると、淳からは冷気、男からは光の矢が放たれ、 
 冷気で凍り付きながら光の矢で砕かれていき、 
 「あっという間にやっつけたぞ」 

 戸惑う淳達の前に、俺と翔がやって来ると、 
 「あれ、お前達は一体?」 

 変身を解いてみると、 
 「元に・・・戻ってない、しかも制服まで変わっているし」
 短めだった淳の髪の毛は肩に少し触れるくらいの長さになって、
 新しく採用された女子の制服のブラウス越しでも確認できる程、胸が膨らんでおり、 
 そんな淳の恥じらう姿を見て思わず、
 「か、可愛いよ」
 「せ、先輩」

 

すると、
 「安っぽいラブコメやっている場合か」
 「お前、どっかで・・・まさか」
 「ようやく分かったか、それにしても、お前達まで変身するとはな」 
 黒い防具を身に着けた男の正体は正明の中学の同級生である龍川新であり、 
 「新、お前、どうしてここに?」 
 「親の仕事の関係でまた戻って来たけど・・・」 
 「まあ、互いに男になって再会するとは予想外だよ」 
 「そうだな」 

 数日後、転校してきた新は部員、淳はマネージャーとして空手部に入部したが、 
 「先輩達、私が元男だからってこんなとこで着替えないで下さい」 
もちろん、部室には更衣室があるのだが、つい着替えはもちろん、 
シャワールームへ向かう際に下着を脱ぐのも練習場でしがちで、 
 「俺達以外の部員が殆ど来ないからさ」 

 淳が思わず目を背けると、 
 「正明先輩や新さん、それに翔まで凄い筋肉だな・・・」 
このところ、淳は徐々に感じ方なども女っぽくなってきており、 
 「敵との戦いよりも男としての自覚を失わない方が難しいかも」

ある日、俺がいるのに気付いて着替えをしようとしていた淳が思わず背中を向けると、
「せ、先輩・・・」
「近頃、胸が大きくなってきたな」
「あまり大きくなると龍の戦士として・・・」
「確かに女だった頃は胸が大き過ぎて肩が凝ったり、動きにくかったりしたからな」


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