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牝猫と富豪
官能リレー小説 - 二次創作

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牝猫と富豪 1

喫茶店「キャッツアイ」を営む美人三姉妹、長女の泪、次女の瞳、三女の愛。彼女達には、実はもう一つの顔を持っていた。それは、絵画や美術品を主に狙う。怪盗「キャッツアイ」である。彼女たちは今宵もまた、内海刑事
率いる警察から逃げおおしていた。
そんな日々を過ごしていた、ある日、行われたオークション会場に長女泪と永石が参加していたときに、セルゲイという一人の男性から声をかけられた。そこで、泪はその男性から絵画を購入するためと、コレクションを見せたいとのことで、デートに誘われていた。
そして、デート当日の日になり、泪は胸元が開いたセクシーな衣装に着替えていた。
「姉さん、似合っているわよ」
「そうかしら…どこか変なところはないか不安だわ」
「泪姉、全然気にすることないよ」
「フフ…二人とも、ありがとう」
泪は妹達に笑みを浮かべていた。
「帰りは遅くなるかもしれないから、お店のことはお願いね」
「ええ...心配しないで任せてちょうだい。だから、どうぞどうぞごゆっくり....それよりもくれぐれも気をつけて姉さん」
「大丈夫よ。途中までは永石さんも一緒だもの」
姉である泪のことを心配する瞳は、泪に手を差し伸べて
「姉さん、万が一の時にはこのイヤリングのボタンを押してちょうだい。発信機が付いているから」
瞳が差し伸べた掌には、発信機付きイヤリングがあった。それを受け取ると、泪は自分の耳に着けていた。
「ありがとう。それじゃ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃい…」
泪が店を出ると、二人は姿が見えなくなるまで見送っていた。
泪は、お金を用意してくれている永石と合流して、セルゲイとの待ち合わせ場所に向かっていた。泪が待ち合わせ場所に到着すると、セルゲイは大きな自動車から降りて、姿を現していた。
「お待たせして申し訳ありません。支度に戸惑ってしまって…」
「いえいえ、お気になさらず。それにしても、お美しい…」
泪の衣装とスタイルから醸し出されるフェロモンにセルゲイは見惚れていた。
「こちらが、約束のお金です」
「確かに、お金はいただきます」
永石が約束のお金をアタッシュケースを開けて見せると、セルゲイは受け取り、執事に渡していた。
「申し訳ありませんがそちらの男性の方はここでお別れしていただきたい。」
「ご心配なさらずとも、永石さんとはここでお別れですわ。」
セルゲイは紳士的な態度で泪を車に乗せる。

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