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牝猫と富豪
官能リレー小説 - 二次創作

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牝猫と富豪 2

セルゲイは泪を車に乗せると、自宅まで車を走らせていた。
「まさか、オークション会場であなたのような美しい女性と出会えるなんて、幸運ですね」
「まあ、そんなことを言ってくださるなんて、嬉しいですわ」
「そんなあなたとデートできること嬉しいです」
「こちらこそ、絵画を買わせていただけて嬉しいですわ。ありがとうございます」
セルゲイと泪を乗せた車はセルゲイが所有する豪邸に到着していた。
セルゲイは泪を車から降ろすと、私用の部屋へと連れて行っていた。
「さあ、どうぞ。こちらの部屋に…」
「大きな豪邸に、お部屋も広いのですね」
「フフ…ありがとうございます。そうだ…一緒にワインなんていかがですか?」
「それでは、ありがたく。頂戴させてもらいますわ」
「わかりました。それでは、準備させてきますので、少々待っていてください」
セルゲイは、ワインの準備をするために、部屋から出て行った。泪はセルゲイが部屋から出ていくのがわかると、部屋内を調べていた。そして、暫くして足音が聞こえてくるのがわかると、窓の方に立っていた。
「お待たせしました。どうかされましたか?」
「いえ…ここから見える景色が素敵だなと思いましたので、つい…」 
「そうなんですよ。ここから、見える景色が素敵だったので、購入したんですよ。さあ、ワインを用意したので、どうぞ…乾杯しましょう」
「はい…」
泪はセルゲイがワインを持ってきたので、テーブルのところまで近づいていく。セルゲイがソファーに座って、グラスにワインを注ぐと泪も隣に座っていた。
「それでは、素敵な出会いの日に乾杯」
「乾杯…」
二人は乾杯をすると、ワインを飲んでいきながら、会話を弾ませていた。それから、少し時間が経った後、セルゲイは口を開き
「泪さん、私はあなたのような人を求めていたのかもしれません」
「それは、プロポーズかしら?でも、私はあなたが思っているほど良い人間ではなく、悪い人間ですわよ」
「そうは見えないですよ。頭は賢いですし、あらゆることにそつがないように見えます」
「私と一緒に世界を周りませんか、世界の絵画を観て周るのもいいかもしれない…」
「確かに、世界の絵画を観て周るのは素敵かもしれませんね」
セルゲイは泪からグラスを受け取ると、泪から見えないように錠剤を入れていた。
「さあ、どうぞどうぞもう一杯」
「ありがとうございます…」
セルゲイは泪が錠剤の入ったワインを飲んだことを見て、笑みを浮かべていた。
「そうだ。もっと良いワインを用意しているんだ。ちょっと、確認してきます」
セルゲイはワインを取りに行くのを見送ってから、再びワインを口にしてしまい…
「だ、だんだん…眠くなって…まさか、睡眠薬!?」
泪は飲んだワインの中に睡眠薬が仕込まれていたのだと分かるが遅く、泪はその場に倒れてしまっていた。すると、扉が開いて…
「今すぐ、彼女を地下に運ぶんだ」
「はっ!!」
セルゲイが部下に指示すると、泪は抱えてあげられて、地下室まで運ばれて行った。
「ここは!?」
泪が地下室に運ばれてから、数時間が経っていた。泪が目が覚めると薄暗い部屋のイスに座らせられていた。
「お目覚め様ですね。キャッツアイ」
「!?」
泪は、キャッツアイの名前が出て、動揺していた。
「やはり、キャッツアイか。あなたのような妖しいまでに美しい人がまさか泥棒とわね」
「私をどうするつもりかしら!?」
「そうだな。泥棒はここまでだ。あなたには、私のモノになってもらおう…フッハハハ…」
セルゲイは上を見ながら、高笑いしていた。それと見た泪は、瞳から授かったイヤリングのボタンを押していた。
「無駄だよ。この部屋には電波妨害と防音設備が設備されている。誰も助けには来れないよ…」
「そ、そんな!?」
セルゲイは驚きを隠せないでいる泪に笑みを浮かべながら近づいていた。

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