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イケナイ関係
官能リレー小説 - 二次創作

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イケナイ関係 3

「私のことばかりじゃなくて、あなたたちのことも聞きたいわね。あなたたち二人でこんなところで何していたのかしら?」
不二子は二人に笑みを浮かべながら、質問していた。
「そういえば、まだ話していませんでしたね。実は.僕たち付き合っているんです」
「そう…てことは、今はデート中だったというところかしら?」
「そ…そうなんです…」
不二子は恥ずかしがる二人を見て、微笑んでいた。
「それじゃ…長話は、デートの邪魔になるわね」
「そ…そんなことないです」
「そうですよ…それにこっちから話しかけたんですし、私も助けてくださった不二子さんのことが気になっていたので、お話できて嬉しかったです」
「そう…それなら、良かったわ。そうだわ…私の連絡先を渡しておくわね。何かあったら、いつでも連絡ちょうだい。相談にも乗るわ…」
不二子は、晴斗と瑠奈にメモ用紙に自分の連絡先を書いて、渡した。
「ありがとうございます」
「う…嬉しいです。ありがとうございます」
二人は不二子の連絡先が書かれたメモを鞄にしまっていた。
「それじゃ…不二子さん、僕たちはそろそろ…」
「そう…二人ともデートを楽しんでね」
「はい…今日はありがとうございました」
二人は立ち上がって、不二子に頭を下げると喫茶店から出て行った。
「それじゃ…私もそろそろ帰ろうかしらね。フッフフーン…」
不二子は立ち上がって、会計を済ませてお店から出て、家へと帰って行く。

不二子が喫茶店を出てから数時間…辺りは日が暮れて、夜になっていた。不二子は帰宅していた。不二子は入浴を済ませて、バスローブ姿のまま、冷蔵庫からお酒を取り出して、ソファーに座って、コップに注いでから飲んでいく。
「うーん…はぁ…フフ…夜のお酒は美味しいわね」
不二子はお酒を一口飲んで、笑みを浮かべていた。
「それにしても…まさか、あの時助けた子供達があんなに大きくなっていたなんてね…驚いたわ。私もあの後、無事に保護されたのか気になっていたけど、確認のしようがなかったから…」
不二子はお酒が入ったコップを置いて、ソファーにもたれながら、目を閉じていた。
不二子は目を閉じると、あの後の出来事が蘇ってきていた。

回想
不二子が気絶させられてから、数時間後。薄暗い部屋で上から伸びているロープに腕を拘束されてしまっていた。
「うう…」
「よう…ようやく目が覚めたようだな。泥棒猫。お目覚めの気分はどうだい?」
「あまり良い気分ではないわね。まだ、意識が朦朧としているわ」
不二子が目が覚めると、黒服の男が一人不二子の前に立っていた。
「お前のことは調べさせてもらったぞ…峰不二子。お前に聞きたいことがある…俺たちのアジトから盗んだ物をどこにやった」
黒服の男は不二子に近づいて、顎を持ち上げていた。
「フフ…さあ、どこかしらね?」
「おい…いいから吐け!どこにやった!!」
「ううっ…」
男は不二子の顔に平手打ちをしていた。
「い…痛いじゃないのよ…」
「痛いことされたくなければ、さっさと吐けばいいんだよ…」
「フフ…もうここにはないんじゃないかしら?」
「お前…まさか!?逃した子供のうちの誰かに持たせたのか!?」
黒服の男は動揺を隠せないでいた。
「クソ…いまさら、もう小僧たちを捕まえようにも保護されているに決まっている」
「フフ…残念だったわね。もう私には用がないんじゃないかしら?さっさと、解放してちょうだい…」
「いや…まだだ。お前には聞きたいことがあるからな…」
黒服の男はイライラを抑えられずにいた。

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