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イケナイ関係
官能リレー小説 - 二次創作

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イケナイ関係 2

「さあ…さっきの銃声に気づいて、追っ手が来るはずよ。早く逃げ出さないと…」
「う…うん。」
峰不二子と子供達はアジトから逃げ出すために走り出していた。
「はあはあ…できるだけ、後ろを振り返らずに走りなさい。今はここから抜け出すことだけ考えるのよ…」
「は…はい。お姉ちゃん。」
「うん…わかった」
不二子は子供たちを出口まで誘導しながら、周囲を警戒しながら、出口まで走り続けていた。
「おい…いたぞ。絶対に逃すな。」
不二子と子供達が走り続けていると、目の前に黒服の男が現れて、立ち止まっていた。
「お…お姉ちゃん…どうしよう…」
「大丈夫よ…お姉さんに任せない。」
「ふざけるな…たかが、女にこの俺が…なっ!?ぐはっ!?」
不二子は目の前を塞げている黒服の男に瞬時に近づいて、身体を拗らせ男の身体に絡みつくとそのまま地面に叩きつけていた。
「す…すごい。」
「強いんだね。お姉ちゃん…」
「かっこいい…」
「フフ…さあ、今のうちに行きましょう。」
不二子と子供達は再び走り出していた。暫く走り出していると、大きな扉が見え始めていた。
「皆んな、出口よ。あともう少しだけ、頑張ってちょうだい。」
「うん…」
「わかった」
「やったー」
不二子と子供達は出口に向けて、ラストスパートをかけ出して、扉のところまで到着した。
「さあ…ボウヤ達早く出なさい。両親がボウヤ達の帰りを待っているわよ…」
「うん…ありがとう。」
「ありがとう…お姉ちゃん。」
子供達が扉から外に出ようとしたその時…
「フッ…逃がさないぜ。女!!」
「ううっ!?し…しまった。油断したわ…」
不二子は背後から近づいてくる男に気付けず、背後から首を拘束されていた。
「さあ…小僧どもこの女を助けたければ、もう一度戻ってこい…さもないと、この女はどうなってしまうか…へへへへ…」
「お…お姉ちゃん」
「ダメ…お姉ちゃんを離して…」
「お願い…やめて…」
「ハハ…だったら、早く戻ってこいよ…この女が大事ならな…」
「ううっ…うう…」
男は不二子の首を絞める力を強くしていき、不二子は必死に抵抗していた。
「うう…わ、私のことはいいから早く行きなさい。私のことは大丈夫だから…」
「で…でも…」
「それじゃ…お姉ちゃんが…」
「フフ…ボウヤ達の帰りを待っている両親がいるのよ。早く帰って、両親を安心させてあげなさい」
「う…うわーん…お姉ちゃん」
「ごめんなさい…お姉ちゃん」
「ウフ…ウフ…ありがとう…お姉ちゃん」
「そう…それでいいのよ…」
不二子はそう言うと、懐に隠していたリモコンを操作すると、扉が塞がっていく。
「ク…クソ!やりがったな…女!」
「フフ…ざまあみなさい。」
「ふざけやがって…お前だけは許さないからな!ドンッ!!」
「ううっ!?」
不二子はお腹に重い一発を喰らってしまい、気を失い倒れてしまう。

回想終わり
「不二子さん…不二子さん…大丈夫ですか?」
「はっ!?」
「大丈夫ですか?なんか…ボーッとしていたみたいですけど…」
不二子は声をかけられていることに気づいて、意識が戻っていた。
「ご…ごめんなさい…ちょっと、あの時のことを思い出していたの…」
「そうだったんですね。」
「そういえば、あの後、不二子さんはどうなったんですか?」
「そうそう…確かに不二子さんのおかげで私たちは逃げ出せましたが、不二子さんはあの時捕まって…」
晴斗と瑠奈は不二子の身を心配していたため、助けられた時のことが気になっていたのである。
「あのとき、僕たちに力があれば、不二子さんを助けらたかも…」
「そうよね…私たちがもう少し大人だったら…」
「そんなことは気にしないの…この通り私も無事だったんだから…」
不二子は気を落とす二人の頭を撫でていた。
「は…はい。」
「わかりました」
「フフ…それでいいの。あなた達が外に出て行った後、私は気絶させられて気がついたら、拘束されていたの。その後、いろいろされたけれど、なんとか抜け出せたのよ…」
「そう…だったんですね。」
「いろいろって、何されたんですか?」
「それは…ちょっと、言い辛いわね。激しい拷問だったということだけ言っておくわ…」
不二子は自らの身体をおさえていた。(言えるわけないわ。あの後、組織の男にレイプされたなんて…そんなこと知ったら、二人はもっと傷ついてしまうもの)

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