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プリキュアの国の王様
官能リレー小説 - 二次創作

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プリキュアの国の王様 10

「手みやげ?」
「とある男に大仕事をしてもらうからな。その間、気分転換に役立つ存在を借りて、外務省に連れていくんだ。あ、大仕事が終わったら返させるから」
「へぇー。…ん?持っていく、じゃなくて連れていく、ですか?」
王様の話しに違和感を見つけ、うららは首をかしげた。
「手土産は、側で侍らすための女だからな」
「それなら、連れていく、で合ってますね」
納得しました、と言わんばかりに、うららは左手の平をポンと、丸めた右手で叩いた。
うららの可愛らしいリアクションに頬を緩ませると、王様は専用タブレットを使い、ハグット地区の女性陣…アニメ『HUGっと!プリキュア』の女性キャラでもある彼女たちの資料を見ながら、誰を手土産にするかを考え出した。
ちなみに、王様には野乃はな(キュアエール)をはじめ王様当番に名を連ねてもいる「ハグっとプリキュア」のメンバー5人を、長期間貸し出す気は無い。


※※
数時間後、首尾良く「手土産」を確保できた王様は、外務省を訪れ、連絡の際に指定した幹部職員と打ち合わせを行っていた。
「では、公式訪問の手はずは任せたぞ、さつき」
「お任せを、王様」
王様に頼もしく返答するのは、外務省の幹部である明堂院さつき。彼は明堂院いつき(キュアサンシャイン)の兄である。
「そうだ、これから大仕事に取りかかるさつきのために、借りてきた者がいるんだ」
「物がある、ではなく、者がいる、ですか?」
かつてのうららと同様、王様の妙な言い回しに首をかしげるさつき。
「隣の部屋で待たせてるからな。今から連れてくる」
そう言って王様は部屋を出ると、少したってから戻ってきた。大人の女を連れて。
「この人が、さつきのためにハグット地区で借りてきた、輝木ちとせさんだ」
そう、彼女は輝木ほまれ(キュアエトワール)の母親ちとせである。
「輝木ちとせです。よろしくお願いします」
「さつきはこれから忙しくなると、性欲が溜まってくるだろ。その時は、このちとせさんの身体で発散するといい」
「ほう……」
ちとせからの挨拶と王様からの説明が終わらぬ内から、さつきは優しげな美貌に不釣り合いな、ギラついた眼でちとせを見る。
「この人は、王様当番の一員である輝木ほまれの母親だ。公式訪問関係の仕事が終わったら、ちゃんと返すからな。…それまでは、ヤりたい放題してもいいぞ」
「承知しました」
「それと、大臣には話を通しておくが、さつきの本日の勤務は今で終わりだ。この部屋も、午後5時まで俺が使うことになってるから、それまでに退室するなら好きに使う許可を出してやる」
「王様……ありがとうございます!」
深々と頭を下げるさつき。
「なに、これから忙しくなるからな。十二分に英気を養ってくれ。…じゃあな」
もう用は済んだ、と言わんばかりに、王様は部屋を出た。
廊下に出てドアを閉めた途端、王様には、室内の物音が外に聞こえない造りのはずの部屋から「あんっ…!」というちとせの喘ぎ声が聞こえた気がした。そして、さつきがちとせの胸を服の上から揉んでる光景が、見えた気がした。

※※
「さつきさんって、長年病弱だったのに、凄い性欲ですね」
「病気に押さえつけられていた性欲が、手術で健康体になった途端、吹き出たんだ」
専用車の中で、後部座席に座る王様は、自分の膝にうららを乗せて後ろからクッション枕のように抱きついている。
王様は、「明堂院さつき」という男性キャラを気に入っていた。ゆえに、この世界でオールスタープ国民として実体化した彼が、己の性欲に悪戦苦闘しているところを見かねた王様は、彼が性欲を発散できるよう、妹・いつきと母・つばきにセックスの相手をするよう命じた。しかし…。

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