堕落する不二子 2
マイケル「まあ、仕方ないさ。こんなに綺麗な宝石たちがあるんだからね。そうだ、妻になってくれたお礼に今度この中から一つ君にプレゼントするよ...」
不二子「まあ...この中から一つもらえるの?嬉しいわ。(ウフフ...残念だけど、この部屋の宝石は全て私の物よ...)」
不二子はガラスケースの宝石たちを見渡しながら、マイケルに気づかれないように笑みを浮かべてしまっていた。
マイケル「さあ...そろそろ出ようか?私も次の予定があるからね」
不二子「そう...残念ね。もっと見ていたかったわ。それで...次の予定って、何かあったの?」
不二子は部屋からでないといけなくなると少しテンションが下がるがすぐにマイケルの顔を見ていた。
その理由は、不二子には次のマイケルの予定が何か知らなかったからである。
マイケル「ああ…言ってなかったね。ちょっと、急に私の知り合いから連絡がきて、突然今日の夜に会わないといけなくなったんだ。誰にも知られてはいけない内容だからね。私しか入れない部屋で会うことになっているんだ」
不二子「それじゃ…私は席を外しておいた方がいいかしらね?」
マイケル「ああ…そうだね。すまない…君にも言えない内容なんだ…」
不二子「そう…それなら仕方ないわね。別に気にしなくていいわよ…(チャンスね…密会中なら、むしろ、盗みやすいかもしれないわね)」
不二子は突然のチャンスに心の中で喜んでいた。
しかし…不二子はこのときはまだ知らなかったのである。後に、密会の内容に自分が関わることになってしまうことに…
不二子とマイケルがコレクション部屋から出て、しばらく時間が経ち、辺りは薄暗くなってきていた…
マイケル「そろそろ…来られるかな…」
マイケルは窓際に立って、窓から景色を眺めていた。時折、腕時計の時間を確認していた。
そして、夕陽が暮れてから、しばらく待っていると…
「ピンポーンッ!!」
不二子「はーい、今、開けますね。」
不二子は入り口を開けると、目の前に白い服で深々とフードを被った一人の男性が立っていた。
???「ここの主人と約束をしていたものだが…ご主人はおられるかな?」
不二子「はい。ご主人様がお待ちしております。どうぞ…」
不二子は男性をマイケルの元へと誘導していた。
不二子は男性を誘導していると、マイケルの姿が見えてきた。
マイケル「先生…お待ちしておりました。」
???「すまないね…急に連絡して。」
マイケル「いえいえ…それじゃ…話は奥の部屋で…」
???「ああ…そうだね。」
マイケル「それじゃ…不二子、しばらくは戻ってこないからよろしく頼むよ」
不二子「分かりましたわ…」
マイケルは不二子を抱きしめ、白い服の男性と一緒に奥の部屋まで移動していく。
???「マイケル、先程の女性は家政婦かい?かなりの美女だったが…」
マイケル「ええ…家政婦ではありますが、私の妻でもあります…まさか、あんなに美しい女性を妻にできるとは思っていませんでした」
マイケルは不二子の話題となると照れてしまっていた。
???「それじゃ…君の秘密を彼女知られないようにしないといけないね」
マイケル「は、はい。彼女には知られないように気をつけています」
マイケルと白い服の男性が奥に進むと扉が現れて、立ち止まっていた。
マイケル「それじゃ…中にどうぞ。誰にもこないようには伝えています」
マイケルと白い服の男性は奥の部屋に入っていく。
不二子はマイケルと白い服の男性が奥の部屋に入っていくのを確認しながら、姿が見えなくなるまで頭を下げていた。そして、姿が見えなくなったのを確認すると、行動を開始する。
まずは、更衣室に行き、キャットスーツに着替えて、道具を装備をしていた。