PiPi's World 投稿小説

マセガキの寝取りボインハーレム ―IS編―
官能リレー小説 - 二次創作

の最初へ
 7
 9
の最後へ

マセガキの寝取りボインハーレム ―IS編― 9

「あぁ〜ん!!お姉さんくすぐったいよぉ〜」
「ウソ付いちゃダメよ。ショウくんはお姉さんとこれをするの好きなのを知ってるのよ!」
「ふふふ、相変わらずですね」
やや暴走気味なスキンシップをする楯無にショウはくすぐったいと言うが、嫌がってる様子ではなかった。
そんな二人のやり取りを舞は微笑ましく見守る。


客人ほったらかしで歓談する三人を眺めながらも、箒の心中は驚き一色に染まっていた。
ショウの外見もそうだが、取り分け目を見張ったのは年齢。子供だとは事前に説明されていたが、ここまで若いとは。まだ小学生くらいではないか。
どんな不埒者かと想像していた自分が、とたんにバカらしくなる。
そもそも女性ばかりだからといって、それが悪いことでもなければ、不埒の証拠にもならない。さすがに早計と言わざるを得ない。

猛省する箒。すると、舞らとしゃべっていたショウがいきなりこちらを向き、無邪気な笑みを向けた。
「はじめまして。僕、白鳳院ショウっていうんだ。今日はよろしくね!」
「ん? …ああ、私は――――」
「あー、知ってるよ。箒ちゃんでしょ?」
箒よりずっと年下の少年は、ニコニコ笑いながら挨拶する。
子供らしく、あどけない声で。笑みにどこか不気味な色合いを含ませながら。
「よろしくね、箒ちゃん♪」



「さて、篠ノ乃さん。あなたをこの白鳳院家に招いた理由を教えましょう」
場所が変わって執務室。
自己紹介を済ませた一行は、来客用ソファーに座りテーブルを囲っていた。
傍らには、お茶の準備をしているメイドの舞が。箒の対面には優雅に扇子で扇ぐ楯無が。
そして、なぜか箒の隣にちょこんとショウが腰かけていた。
「実はショウくん、最近ISにお熱でね。今日招待したのも実際ISを扱える人物から、お話を伺いたいという本人たっての希望なの」
「それなら私より、会長の方が適任では?」
箒の当然の切り返しに、楯無は首を振る。

「いえいえ。あなたの方が適任よ? 」
楯無はパチンと音を響かせ、扇子を開く。その扇子で口元を隠し、怪しげに微笑んだ。
「あの篠ノ乃博士の妹のあなたが」
「…なるほど」
篠ノ乃博士。
その名を聞いて思わず眉をひそめる。
自分の人生を歪ませたあの姉。
正直名を耳にするだけで不快極まりないあの姉。
しかも呼んだ理由があの姉とは。 
「そんな理由で私を呼んだと?」
「あら。 ちゃんと成績でも評価して篠ノ乃さんを選んだのよ? まあボランティアだと思えばいいじゃない」
「その動機が不服なのです」
「へぇ、どこが?」
ついつい食って掛かる箒に、受け流す楯無。
二人の間で火花が散る。
と、
「ごめんね…」
険しい表情をつくる箒の耳に沈んだ声が飛び込む。
ピクリと肩を震わせ横を見ると、少年がしょぼんとした様子でうつむいていた。
「博士の妹なら、ISにも詳しいかなって思ったんだ。箒ちゃんを困らせるつもりなんてなくて…」
「あっいや…。その、こちらこそ取り乱してすまない」
あわてて箒は謝罪する。
(何をしてるんだ私は。子供の前でなんと大人げない)
ここに来てからの醜態の数々。箒は自分の情けなさにひどく呆れる。これでは普段からだらしない一夏のことをとやかく言えた義理ではない。

「聞き分けの良い子は好きよ、私」
二人のやり取りを見守っていた楯無は、満足そうに口を歪め、さっと立ち上がった。
「それじゃ篠ノ乃さんはショウくんの質問に答えてあげて。私は部屋の外で待ってるから」
「会長!?」
楯無を箒は止めようとするのだが、身軽な楯無は箒の制止を振り切って素早く部屋を出てしまう。

「全く、あの人は面白がってるな…」
「箒ちゃん、無理だったら良いんだよ?」
「いっいや!乗りかかった船だ。引き受けよう!」
「箒ちゃん、ありがとう♪」
上手く楯無に巻かれ頭を抱える箒にショウは心配そうな顔で無理なら良いよと言う。
しかし、楯無に逃げられたお陰なのか、覚悟を決めた箒はショウにISに関する質問を教える事にした。
楯無には文句の一つや二つをいってやりたいが、こんなに喜ぶショウの笑顔をみると箒は無碍には出来なかった。

「ただし、答えられる範囲までだよ…」
「うん、守秘義務って奴だね」
尤も自分が答えられる範囲というで教えると箒は言うと。
その条件でショウはあっさりと素直に応じる。

SNSでこの小説を紹介

二次創作の他のリレー小説

こちらから小説を探す