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マセガキの寝取りボインハーレム ―IS編―
官能リレー小説 - 二次創作

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マセガキの寝取りボインハーレム ―IS編― 31

「はぁ〜(どうしたら一夏さんとの関係を前進させられるんですか…)」
悩みの原因は想い人である織斑一夏との関係が一向に進まない事にあった。
これまで色々と仕掛けてきたが、超が付くほどの筋金入りの鈍感男一夏には効果が無く。
更にその一夏を狙う恋敵の多さにセシリアは少し疲れていた。

「あら、良いですわねぇ〜(あの鳥たちのように一夏さんと寄り添えたら…本当に一夏さんの鈍感さが憎らしいですわ!)」
窓の方をむくと寄り添い仲良く飛ぶ二羽の鳥みたいに一夏と夫婦の如く寄り添えたらどんなに幸せなのかセシリアは羨ましくて仕方が無かった。
同時にこれだけ愛しているの一向に気付かない一夏への鈍感さにセシリアは怒りを覚える。

「均衡を保ってるのは不幸中の幸い。しかし、凄く暇ですわ…なんか面白いことは起きませんの?」
それでも一夏や恋敵とはバランスが保ってるお陰でセシリアの怒りは収まっていく。
しかし、そのためにセシリアは非常に暇を持て余していた。

「最近一夏さんの側に箒さんいませんわ。シャルロットさんも様子が可笑しいと言ってましたわね…」
暇を持て余して刺激に飢えているセシリアは箒の様子の可笑しさに勘付く。
何時もならば一夏の側にいて一悶着何か起きるんだが、いないのでトラブルが起きない。
また、シャルが箒の様子が可笑しいと言ってたのをセシリアは思い出す。
「まあ、一夏さんの側に箒さんがいないのはライバルが一人減って何よりですわ。しかし、原因は何でしょう。まあ、箒さんの思い込みでしょうね」
それでも、一夏の側に箒がいないことにライバルが一人減ってセシリアは少し得した気分になる。
ただ、箒が一夏の側にいなくなった原因が何なのかセシリアは気にするが、箒のことだから詰まらない事で腹を立てたとセシリアは考える。

(セシリアさん、大はずれよ。あなたも素晴らしい雄を知れば解るよ)
箒が何で一夏から離れたのか推測するセシリアを遠くから観ている楯無は大はずれと心の中で突っ込みをいれる。
そして、ショウという最上の雄をセシリアにも教えようと楯無は目論んでいた。

(そう言えば箒さん、この頃一夏さんに冷たくなったような気がしますわね。……喧嘩でもなされたのかしら?)
セシリアが箒の異変に小首を傾げる。
まさにそのときだった。

「やっほー、セシリアさん♪」
「…?」
突然の快活な声に反応し、頭を持ち上げたセシリアは、ようやく彼女の存在に気づいた。
「っ、生徒会長!」
IS学園生徒会長・更識楯無がいつの間にか、セシリアの席のすぐ前にたっていた。
セシリアの反応に満足したのか、楯無は相変わらずの悪戯っぽい笑顔をよぎらせる。
「ずいぶんぼんやりしてたわねえ。さっきから何度か話しかけてみても無視されっぱなしで、お姉ちゃん傷ついちゃったわ〜」
楯無のわざとらしい嘘泣きにも関わらず、セシリアは言葉につまってしまう。
見ればクラス中、楯無の降臨にすっかり色めき立っている。中には楯無の呼び掛けを完全スルーしていたセシリアの態度に苛ついたのか、彼女のファンらしいクラスメイトがこちらをギロリとにらんでいた。
どうも自分はよほど考え事にふけっていたみたいだ。
「も、申し訳ありません」
「良いのよ〜別に怒ってないから。それに悩みがあるのは青春の証よ〜(相変わらず一夏くんにお熱ねえ〜これでショウくんという極上の雄を味わったらセシリアさんどうなっちゃうんだろう♪〜)」
平謝りするセシリアに楯無は笑顔で気にしないでと言いながら。
極上の雄である主ショウの虜になったらセシリアがどうなるか非常に興味を持つ。
なにしろちょろインであるセシリアだから、どんな風に堕ちるか楯無は興味津々でいた。

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