・術者には絶対服従だが、一応の自我は存在する。
・錬技の持続時間が３０秒から３時間に延長される。
・プリースト（リリト）以外のＡテーブル技能が習得できない。
・セージ技能・バード技能が無くとも、自分が生まれた時点で術者が知っていた言語の読み書き・会話が可能。
・視覚・聴覚・性的な快感を術者と常に共有。
・死亡判定に失敗した時点で肉塊状に変化。これを術者の胎内に戻し、１ｄ日かけて産みなおす事で復活可能。肉塊のまま１ｄ日放置されると復活できなくなる。
　なお、この産み直しには経験点は要求されず、ＭＰ消費も最大ＭＰの半分で済む。
・トランスファー・マナポイントを無条件で使用可能。
・Ｂテーブル技能１Ｌｖにつき、最大ＭＰに＋１。

　また、術者が一度に持てる分身の数は１体までで、すでに分身が居る状態でこの魔法を使うと、先にいた分身体は術者から独立した生物となり、術者との感覚共有と生みなおしによる復活能力を失う事になる。

　その為、主を持たない野良の状態の分身体には存在しており、分身体本人と術者の同意が成立すれば、クリエイト・メイドスレイブによる使い魔契約の再契約も可能。
　この際にも分身体が肉塊となり、それを新たな主となる術者の胎内に取り込み、産みなおすというプロセスを経る。

レベル１０　バース・スムージング
消費ＭＰ：８　対象：１体　射程形状：接触　持続時間：２４時間　抵抗：なし
　妊婦に対してのみ使用される魔法。（卵生の種族も居るには居るが、その場合も「卵を産む直前の母親」を対象とする）
　この魔法をかけられた対象が効果時間内に子どもを生んだ場合、いかなる環境下であろうとも母子共に健康な安産となる。
　通常であれば頭の角によって母親の産道を傷つけてしまうナイトメアの子供の出産であっても、例外ではない。
　また、生まれてくる子供を先天的な障害から守る魔法でもあり、この魔法による安産で生まれてきた子供には奇形や先天的な精神障害・身体障害・知的障害が見られる事はない。
　しかも、達成値次第では優秀な子供が生まれやすくなる。
（具体的には、キャラクター作成時に振るサイコロのうち、いくつかが３以下にならなくなる。達成値２０以上で１つ、２５以上で２つ、３０以上ないしは６ゾロで３つ）
　その為、高レベルのリリトプリーストは、度々血眼になった妊婦やその夫から追い回される事になる。
レベル１３　セルフ・ラブポーション
消費ＭＰ：２０　対象：術者　射程形状：なし　持続時間：３時間　抵抗：なし
　持続時間中、術者の体液を強力な媚薬にする魔法。なお、媚薬の効果は術者本人にもしっかり効く。
　この媚薬に触れてしまった者は精神抵抗でセルフ・ラブポーションの達成値を目標にした抵抗判定に失敗すると、性欲を抑えられなくなり、オナニーやセックスを始めてしまう。
　また、ノスフェラトゥが術者に対して吸血攻撃を仕掛けるなど、媚薬と化した体液を摂取してしまった場合には、精神攻撃無効があったとしてもそれを無視してさらに抵抗判定に−４の修正を受ける。
　こうなってしまうと戦闘行為はほぼ不可能であり、あらゆる主動作、補助動作は服を脱ぐ、局部をいじるなどの性的な行為にばかり費やされてしまうようになる。
　さらに、抵抗に成功した場合でも性的な邪念が脳裏を占領してしまい、あらゆる行為判定に−２の修正が入る。

　と、他者を無力化する意味ではそれなりに強力なのだが、術者本人も無防備になり生命の危険にさらされるため、通常は戦闘時に用いられる事は無い。

　セルフ・ラブポーションの本来の使い方は、味方同士で性欲の赴くままに快楽を貪り合う事にこそある。
　セルフ・ラブポーション使用中の術者との性交は、それ自体が女神リリトに捧げられる儀式である。
　その為、術者及び術者と性交した者（男性は一人までだが、女性は複数人ＯＫ）は、激しい性交の果てに３時間以上の安眠に恵まれた場合、翌日起床時からの２４時間の間、女神リリトの祝福を受けて５回だけダイスの出目に＋１できるようになるのだ。