「んっ、んんっ、んぐっ…」
莉花の体がビクッ、ビクッ、と震える。
指先にじわっと液体の感触を感じた。
莉花も感じてくれているのだろうか。

唇を離した。
ズボンの下の僕自身は、痛いくらい膨らんでいた。
「莉花…」
「涼…」
見つめあいながら、ゆっくりとズボンを下ろした。

少し恥ずかしい気持ちもあった。
しかし、それよりも強い気持ちがあった。

莉花と、一緒に…

ズボンも、パンツも下げて、莉花の目の前に、自分自身をさらけ出す。

「涼…すごい…こんなに…」
莉花が小さく、しかしはっきりと言った。
コイツの前で裸になるのって、小さい頃以来だったよな…

「莉花…いくよ…」
「涼…」
莉花は心配そうに僕を見る。
「大丈夫」
そう言って、僕は莉花の両足を開いて、自分の分身をその奥へと導く。

「…っ、あ…」
莉花が顔を顰める。
同時に、入ったモノに激しい締め付けを感じる。

「うっ…あ…あ」
か細い声でうめく莉花。
瞳に涙が溜まっている。

「莉花…」
「りょ…涼…」
「痛かったら、やめるぞ…」
そう言うと、莉花は僕の手を握った。

「大丈夫…続けて…」
小さい声だが、はっきりとそう言って、笑顔を作る莉花。

「本当に大丈夫か？無理しなくていいよ…」
「うん…今、すごく、嬉しいから」
莉花は微笑む。
瞳の奥に、光るものが見えた。

「涼と、ひとつになれたんだね」
「そうだね」
「嬉しい…初めてが涼で」
普段はそっけない莉花が、あまり見せたことのない顔だった。