いけない!ユリ先生〜蒼樹紅の結婚生活〜 8
そうやって、泣き叫ぶ自分の言葉に酔っちゃって。
ワタシの、吉田サンのユビで貫かれてるとこ、ますます、
…きゅんきゅん。
って強く、つよく締め付けちゃうの、仕方ないんデス。
「あ゛あ゛…んァあああっ、あ゛ッ、ああああああッ!!」
もう声なんて、それこそ絞め殺されかけてるみたいな、ケダモノじみたはしたなさで。
お隣からかすかに聞こえてた、テレビの馬場アナの声、いつのまにか、聞こえなくなってる。
もしかしてご主人、アタシの声に気がついて、聞き耳を…
そんなことを考えるとますます、脚のあいだが、切なくなってきて。
その上、ユビの先があんまり、同じとこばっかり突っついてくるせいでワタシ、そろそろ…
恥ずかしくって言いにくいケド、もらしちゃいそう、なんデス。
ホント、カズタンがこっそり隠し持ってたエッチな漫画に出てくるオンナノコみたいに、イっちゃうのと同時に、イキオイよく……しちゃいそうなほどなんデス。
(だめ…だめよ、やっぱり)
息を吸ってるのか、吐いてるのかも判らないほどの激しいあえぎの中でワタシ、このまま終わりたくないって、そう思ったんデス。
どうせ激しくイってしまうのなら、ちゃんと、ユビじゃない方の物できちんと、トドメをさしてくれなくっちゃ。
ねえ、吉田サン…
吉田サンもう、いいでしょ?
ユビはもういいから、今度こそ、あなたの、ユビなんかよりもっと、たくましいモノで、ワタシを…。
って、さすがにそこまでは、言葉にするの、恥ずかしいんデス。
そんなワタシのキモチに気がつかない吉田サン、今度は両手で、ワタシのお乳の先をくりくりと摘まみ始めちゃった。
(そこじゃなくって…そこじゃなくって…ああもう、じれったい)
もう、このヒトそのものを、
…グサリ。
と突き刺して、いっそ、息の根を止めて欲しいほどなのに。
なのに芳田サンたら、ユビをワタシの一番エッチな部分から、抜こうとはしないんです。
それどころか、そのユビ、もっと、もっと激しく、出し入れを…。
もう、もういいのよ?
アナタの役目はここまでだから、そろそろ、
アナタの一番、危険な凶器で、ワタシに、トドメを刺して…挿して欲しいんデス。
両方のオッパイの先を責められながら、身体の中心にユビを突き込まれ続けたワタシ、もうそろそろ、ゲンカイ。
(…?)
一瞬、なんだかココロに、引っかかるものがあるような気が、したんですケド。
息も絶え絶えに、もう、責められっぱなし。
そして、はしたなくアエギっぱなし。
そんな状態じゃもう、思考もうまくまとまらないんデス。
おもらしを我慢してた、下腹部も、もう、ゲンカイ。
「……もうだめ、もうだめ吉田サンッ……あ…あたし、あたしもうッ」
いまさらもう、恥ずかしいなんて言ってられない。
「…でちゃう…出ちゃうッ……お、おしっこ…オシッコでちゃゥゥゥゥゥウウウウウウッ!!」
「お、オレも……出ちゃいます…でで、出ちまいます………優梨子さんに出しちゃいますッ…ヴうッ、グヴッ、ウッ、うッ、ゥグうぅぅぅぅぅうううううううううッ!!!」
いやらしい言葉の応酬をしながら、ワタシと吉田サン、一気に、登りつめて…
…って、ちょっと。
ちょ、ちょっと待ってクダサイ!!
お、オレも出ちゃうって、ど、どういうコトですか?
ええと、ワタシに今出入りしてるのは、このヒトのユビのはずで…
あ、
でも…
そういえば。
同時に、両方のオッパイも、虐められてるんです。
それも、両手で。
まさか、吉田サンに、腕が3本も、あるわけないし…
(…あ!)
そこまで考えて、ようやくワタシ、はっとなった。
でも、もうダメ。
手遅れなんデス。
ほとんどユビくらいしかない、可愛らしいサイズの、吉田サンの発射台から、熱い、弾道ミサイルが放たれて。
その着弾を、胎内深くに確認しながら、
今朝飲んだお気に入りの紅茶の香りの混じった、あたたかい黄金いろの迎撃ミサイルを、おもいっきり、撃ち返しちゃっていました。
(なかは…ナカはダメッ!!)
…なんて、お約束のセリフを叫ぶのも忘れてワタシ、熱いコタツの中で、小さな核戦争を繰り広げていたんデス……。