いけない!ユリ先生〜蒼樹紅の結婚生活〜 4
…夫の、カズタンの失踪(ウソなんですケド;)の知らせを聞いて、この寒空の下をマンションまで、駆けつけて来てくれたせいできっと、冷えちゃってるんデス。
そう思うと、なんだか、このヒトが愛おしくなっちゃった。
サテン生地のブラキャミのスソに指先がひっかかって、なかなか目的地にたどり着けない吉田サンの手を助けるようにワタシ、腰を持ち上げて、手が入りやすいように、しちゃってた。
(あわてないで…すぐそこなんだから♪)
(そう、ちょい右♪)
(ソコをまっすぐ♪)
(いくわよ?………サン)
(……ニッ)
(…イチ)
「…アぁん、いヤぁん♪」(#Д#)<З
…宇宙要塞から脱出する少年兵をみちびくようなワタシの誘導は、見事に成功したのでした。
まだ冷たい吉田サンの指先、うまく、充血しきって尖った『まだ帰れる場所』を探り当ててくれたんデス。
くりくりと、やさしくソコをシゲキしながら、だんだん、指が温まってくる…。
あっ、もう一方の手も。
バンザイさせたワタシの両手首を離れた左手、おへそが半分見えちゃってるお腹のあたりに触れてきて。
中に入ってくる…。
と、思わせて、
がばっ!
って、ボーダー柄のシャツ、乱暴に、まくり上げられちゃった。
名前の通りにブラジャーとキャミソールが一体になった下着に包まれたワタシの上半身、吉田サンに見られちゃったんデス。
ひらひらしたキャミのスソとおんなじ素材でできたブラ、ワイヤー補強が入ってて、形が崩れないようになってるんデスケド。
同じ透ける素材のせいで、硬くなったお乳の先、ほとんど丸見えなんデス。
カズタンにはよく、おっきいねって誉められるおっぱいを、ほぼ目の当たりにした吉田サン、すごくコ―フンしたみたい。
鼻息を荒げながら、いきなり、
びりっ!
って、ブラの谷間を両手でつかんで、一気に。
引き裂きはじめたんデス。
(カズタンにも破られたこと、無いのにっ)\(ТДТ)/<怒З
さらに、びりびりっ!!
カズタンの大好きなおっぱいだけじゃなくって、おヘソもわき腹も、全部、ハダカにされちゃった。
(…破ったね……に、2度も破った)(#з#)<З
しかも今日の下着、ワタシのお気に入りだったんデス(泣;)
…って、下着の心配してる場合じゃないんだったっけ♪
そんなワタシのスキを感じ取った吉田サン、素早く、
ちゅぽっ、と。
尖ったところに、吸いついてきた…。
「あっ、アッ、あぁンッ♪」(#Д#)<З
思わずワタシ、叫びながら、
払いのけなきゃならないはずの吉田サンのアタマ、反対に、ギュッ、って、
抱きしめちゃって、いたんデス…。
そのとき、リビングの隅の方で、
Σカタン
と、物音がしたんデスケド。
乳首に夢中の吉田サン、気がつかない。
でもワタシ、わかってたんです。
気絶させたスキにしばり上げ、サルグツワを噛ませてクローゼットに閉じ込めた、愛するカズタンの存在を。
眼を覚ました夫に、クローゼットの折れ戸の隙間から、ろくな抵抗もしないで吉田サンにお乳を吸われちゃってるワタシの姿を、すっかり見られちゃってる事を。
…普通なら、とんでもない悪妻デスヨネ?
でも、そうじゃないんデス。
それは、カズタンの性格による理由なんデスケド。
実は…
(…あっ♪)
せっかく読者の皆様に解説しようとしているスキに、吉田サンの手。
ワタシのお乳に吸いつきながら、押し倒されてシワになり始めたスカートの方にだんだん、下りてきたんデス…。
(ああ…とうとう)
ワタシはいよいよ、一番恥ずかしい部分が露わになることへの不安と期待に、すっかり酔いしれていました。
…が、
(い、嫌っ…やっぱり、カズタンじゃなきゃダメッ!!)
いくらカズタンのためとはいえ、こんなことするの、ちょっと無理があるんデス。
そうおもうと、つい。
…どすっ♪
頭を抱きしめたままの吉田サンの腹部に、下からヒザ蹴りを食らわせちゃいましたw
「げ、げヴッ…!?」
信じられないような目つきでお腹を押さえてうずくまる吉田サンを押しのけてワタシ、彼の身体の下から脱出したんデス…。
(に、逃げなきゃ…で、でも、どこに…?)
「…!!」
とっさにワタシの目に付いたのは、リビングの真ん中に鎮座している、小さめの堀りコタツでした。
場所的には、苦しげにうめいてる吉田サンのすぐ隣りだケド、『灯台元暗し』って言葉もあるくらいだから、きっと…。
そんな格言が頭をよぎった瞬間、ワタシ、コタツ布団の中に頭から潜り込んじゃったんデス…。