公園前派出所の秘密 19
麗子「ええっ!!で、でも無理よ、TVなんて私もう嫌だわ」
両津「麗子が好きすぎて辛いから、麗子を見られないなら死んでやるってハガキまで来てるんだ」
麗子「ええーっ!!そ、そんな無茶苦茶な・・・・・・局はどこなの?」
優しい麗子には、とても無下にできなかった。
承諾の言葉を聞いて、思わずニヤリと笑う両津。
両津「あ〜、ほら、前に番組をやった・・」
麗子「それは嫌っ!!あのプロデューサーでしょ?せめて違う局にしてよ!!」
両津「もう他は、今からじゃ番組を変えられないんだ!あそこなら、大丈夫なんだよ」
麗子「そんな・・・仕方ないわね。。はぁ〜、気が重いわ」
嘘八百を並べて、両津は麗子を口説いた。
両津「まぁ、、麗子に会いたい、麗子を見たいってハガキは実際あるし、いいだろ」
やがて、番組の収録日がやってきた。
プロ「やあやあ!久しぶりだな」
麗子「はい、、宜しくお願いします」
握手と挨拶をかわして、さっそく番組作りにとりかかる。
両津「さて麗子、前回は中川がいたが、今回は麗子オンリーだ!そして、、ここでもお色気重視でいく!!」
麗子「ええっ!ちょっと、そんなの聞いてないわ」
両津「馬鹿、これもこち亀なんだぞ!!麗子には、二重の意味でお色気を担当してもらわねばならん」
プロ「その通りだ!さあ、まずはこのコーナー!!黒ひげ危機一髪ならぬ、、麗子さん危機一髪ぅぅ!!」
パチパチパチパチ
パフッパフッ
効果音が鳴り響く。
麗子「ちょ、、なに?何をする気なの?」
プロ「ふふふ!麗子くんには、ビキニ姿で、この透明な墫の中に入ってもらう。。あまり動かれても困るので、中はきつきつだが、そこは勘弁してくれ」
両津「そう!そして、墫にはたくさんの穴が空いている」
プロ「しかし、そこに差し込むのはもちろん剣ではない!こいつらだーっ!!」
プロデューサーがだしたのは、なんと大量の大人の玩具だった。
電マやバイブ、ローターといった卑猥な道具がズラリと並んでいる。
麗子は唖然としたあとで、やはり怒り始めた。
麗子「ふ、ふざけないで!こんなもの、どう使おうっていうのよ?」
両津「ふふふ。もちろん、あの穴から順番に差し込むのだ!そして、視聴者は憧れの麗子がいつイッてしまうのか、ドッキドキってわけだ!」
プロ「ぐはははっ、まったく君のアイディアには感服するよ、、実に面白い!」
麗子「ばっ、馬鹿両ちゃん!!そんなこと、TVで許されるわけが・・」
両津「うるさああい!!これもこち亀のためだ、、とにかく、麗子はこの中に入ってればいいんだよ!」
中川「先輩、やめてください。こんなの放送したら会社が叩かれます」
自分の会社にも影響が及ぶと危険を感じ、中川が止めに入る